7試合で3得点2アシストと好調の香川真司。全試合フル出場が新監督からの信頼を物語っている [写真]=TF-Images via Getty Images
移籍騒動や監督交代によって不安定なシーズンを過ごすドルトムント。その中で最も大きなチャンスを掴んでいるのは日本代表MF香川真司のようだ。ドイツ誌『kicker』が4日に伝えた。
ドルトムントは昨年12月にペーター・シュテーガー監督が就任して以来、ブンデスリーガでは全6試合で無敗をキープ。香川はDFBポカールのバイエルン戦を含む全7試合にフル出場し、3得点2アシストと存在感を大いに発揮している。
シュテーガー監督は「相手ゴール前では危険な選手でありながら、守備でもしっかり働いてくれる選手」を必要だと話しており、指揮官にとって香川はこの条件を満たしていたようだ。香川への信頼を監督自身が明かした。
「シンジは“びっくり箱”なんかじゃない。彼の調子の波は本当に小さく、際立ってハードワークが出来る選手だ。そして、彼のプレーは素晴らしい安定感を備えている」
さらに香川の他にもドイツ代表のMFアンドレ・シュールレやMFユリアン・ヴァイグルが調子を取り戻しつつあるが、指揮官はその秘密も明かした。「監督交代の後では、選手たちが最高に調子の良いときにどんなパフォーマンスを見せていたか、そして彼らの本来のクオリティを思い出させるように、チャレンジするものなんだよ」。
ドルトムントは2日のブンデスリーガ第21節ケルン戦で3-2と競り勝ち、2018年初白星で4位に浮上。10日に行われる次節は、日本代表DF酒井高徳とFW伊藤達哉が所属する17位ハンブルガーSVをホームに迎える。
By サッカーキング編集部
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