ドルトムント加入後3試合5ゴールと大暴れのバチュアイ [写真]=TF-Images via Getty Images
ベルギー代表FWミシー・バチュアイにとって、ドルトムントへの移籍は大成功だったようだ。母国メディア『Sporza』とのインタビューで「ドルトムントは全てがパーフェクト」と語った。
バチュアイは今冬にチェルシーからレンタル移籍でドルトムントに加入。すると、新天地デビューから公式戦3試合連続ゴールで、計5得点を挙げる大活躍を見せた。
「ここでは全てがパーフェクトだよ。ゴール裏の“黄色い壁”のファンたちのためにも、毎試合点を取りたいね」と、バチュアイはドルトムントでのプレーに満足している。「僕みたいな若い選手が成長するためには、出場時間が必要なんだ。ドルトムントでは、僕への信頼を感じるよ。だから、僕も自信を持ってプレーできているんだ」と活躍の理由も明かした。
ドイツ紙『ビルト』は、「ドルトムントがすでにガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンのアーセナル移籍で得た6400万ユーロ(約84億円)を、そのままバチュアイ獲得の資金として用意している」と報道。ハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEO(最高経営責任者)は「バチュアイが点を取れば取るほど、獲得は難しくなる」と用心深い姿勢を崩さないが、このまま活躍し続ければ、最後まで獲得できる可能性を探るだろう。
ベルギー代表としてロシア・ワールドカップ出場を目指すバチュアイにとっても、この移籍は願いどおりだったようで、「ベンチに座って、点を決めても、またベンチに座る。アタッカーにとって、難しいことだね」とチェルシーでの境遇について不満を明かした。ペーター・シュテーガー監督も「ミシーは真のストライカーだ。彼はチームにもうまく合っている。チームメイトからも認められているし、彼自身も喜んでここでプレーしているのも見て取れる」と将来的な活躍にも期待を寄せている。
残念ながら18日のブンデスリーガ第23節ボルシアMG戦で連続ゴールは途絶えたが、バチュアイはこの調子で活躍を続ければ、ロシアW杯の注目選手として、夏の移籍市場でも鍵を握る存在となるはずだ。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト