アウクスブルク戦を欠場した香川真司(右)。このときは左足首に装具をつけていなかった [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images
ドルトムントに所属するMF香川真司の復帰は4月になるようだ。3月11日に行われたブンデスリーガ第26節のフランクフルト戦後、負傷してから初めて取材に応じ、「4月中に復帰できたらいいと思います」と明かした。
香川は2月10日に行われた第22節のハンブルガーSV戦で左足首を負傷し戦線離脱。当初2〜3週間の離脱と見込まれ、本人も「最初の見解的には早く復帰できると思っていました」と振り返る。2月26日の第26節アウクスブルク戦は欠場こそしたが、試合後には明るい表情と普通に歩行する姿を見せており、復帰間近と思われた。
しかし、次のホーム戦となった3月8日のヨーロッパリーグ・ザルツブルク戦は、負傷から約4週間経っても欠場が続き、左足首はアウクスブルク戦でつけていなかった装具で固定されていた。これについて香川は「復帰の段階でちょっと炎症があって、痛みがなかなか減らなかったので、MRIをとりました」と説明。検査の結果、左足首を1週間ほど固定することになったという。装具は「あと数日で外すと思います」というが、完治は「報道どおり2、3週間くらいです」と明かした。
今月に行われる日本代表の欧州遠征は招集外が決定的となった。負傷前は、監督交代後の公式戦7試合で3ゴール2アシストと絶好調で代表復帰への期待も高く、本人も「もちろん視野に入れてやっていた」。それでも、ケガについては「こればっかりはしょうがない」とキッパリ。「逆にこの段階でよかったですし、ネイマールじゃないですけど、これが1カ月でも遅れていたら、もうワールドカップは確実に無理だったというのもあるので」と前向きに話した。
「ここで長引いてもしょうがないので、しっかり治して4月中に復帰できたらいいと思います。代表でプレーできるチャンスが少ないなかで、ここ(3月の代表戦)で出られないのはすごく残念ですけど、自分の頭の中では切り替えができているし、あと4月、5月といいプレーを見せて、5月(の代表戦)にしっかりと調整していきたいと思います」
By 湊昂大