渡辺夏彦(左)と鈴木準弥(右)がブンデス3部のアーレンへ加入 [写真]=内藤悠史
慶應義塾大学4年のMF渡辺夏彦が、ブンデスリーガ3部のVfRアーレン(VfR Aalen)に加入することが決まった。慶應義塾体育会ソッカー部(慶應義塾大学サッカー部)公式HPが14日に発表した。
渡辺は1995年生まれの22歳。國學院久我山高校出身で、1年時の全国高校サッカー選手権大会でベスト16進出を果たした。慶應義塾大学へ進学し、中心選手として活躍。昨季は関東大学リーグ1部で全22試合中20試合に出場して4得点を記録している。
VfRアーレン加入にあたり、渡辺は以下のようにコメントしている。
「ブンデスリーガ3部のVfR Aalen(VfR Aalen 1921 e.V.)と契約しました。1月頭からチームに合流してプレーはしていましたが、労働許可が降りた5節前からようやくメンバー入りできるようになりました」
「僕がヨーロッパでプレーしたいと考え始めたのは、中学生の頃でした。中学卒業のタイミングでスペイン挑戦を考えましたが断念(すでに時遅しでした)。そして高校卒業のタイミングで、SFC(慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの通称)に受からなかったらヨーロッパでプレーしようと考えながら、幸いにも合格。そして22歳のいま、ここドイツでプロキャリアをスタートさせることができました」
「ドイツ3部リーグがブンデスリーガ(全国リーグ)になって以来、初の日本人選手だとのことです。そんな道に進めるのは全て、僕の周りにいる方々のおかげです。素晴らしく志の高い方々に囲まれています。そして、僕にはそんな方々と出会える運がありました。このご縁に、ただひたすら感謝するばかりです」
「僕のサッカー選手としての夢は、プロになることでも、ヨーロッパでプレーすることでもありません。その遥か高いところにあります。僕が高いところに飛んでいくことが、その方々への恩返しになります」
「そしていま、その第一歩を踏み出すことができたことも確かです。これから益々、面白いサッカー選手になれるよう、日々進化していきます」
なお、VfRアーレンには渡辺と同学年のDF鈴木準弥(早稲田大学出身)も加入しており、ともにプレーすることとなる。同クラブの公式HPには、鈴木が背番号「4」、渡辺が「20」で登録されている。
By サッカーキング編集部
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