ドルトムントは今夏、ベルギー代表FWミシー・バチュアイを完全移籍で獲得したい考えのようだ。23日、ドイツ紙『ビルド』が報じた。
バチュアイは、今冬の移籍市場でチェルシーから半年間のレンタル移籍でドルトムントへ加入。移籍当初は実力が疑問視されていたものの、同選手はデビュー戦で2ゴール1アシストを決め、サポーターの心をつかむと、その後は14試合9ゴール1アシストを記録。厳しいことで世界的に有名なドルトムントサポーターから愛される存在となっている。
15日に行われたブンデスリーガ第30節シャルケ戦で左足を負傷し戦列を離脱しているものの、これまでの活躍により首脳陣は完全移籍での獲得を検討しているようだ。ドルトムントのハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEOは、今夏の移籍市場で同選手の獲得を目指すと明言している。
「彼と来夏から完全に契約したいと思っている。元のチェルシーは(フランス代表FW)オリヴィエ・ジルーと(スペイン代表FW)アルバロ・モラタという2人のセンターフォワードがすでにいるしね。それにまず、来シーズンのチェルシーはコンテが率いるのか、それとも別の誰かが率いることになるのかを確認しなければならない。それから完全移籍への道を探したいと思う」
現在、買い取りオプションなしで契約している“バットマン”は、ドルトムントに完全移籍するのだろうか、去就に注目が集まっている。