PK献上に一発退場…地元紙は長谷部に最低点、酒井と伊藤は奇跡の残留劇なるか

ブンデスリーガ第31説

ブンデスリーガ第31説が各地で行われた [写真]=Getty Images

 ブンデスリーガ第31節が20日から22日にかけてドイツ各地で行われた。酒井高徳と伊藤達哉が所属するハンブルガーSVは、フライブルクに1-0で勝利した。一方、長谷部誠が所属するフランクフルトはヘルタ・ベルリンを相手にホームで0-3と完敗した。

 17位と16位の直接対決を制したハンブルガーSVは、14位ウォルフスブルクからフライブルクまでの3チームに勝ち点5差と詰め、残り3戦で奇跡の残留を目指す。

 酒井と伊藤はともにフル出場し、地元紙『Hamburger Morgenposst』の試合後採点は、それぞれ3.5と3であった。(ドイツ紙の採点は最高1点、最低6点)

 欧州カップ戦出場を狙う長谷部誠のフランクフルトは、ヘルタ・ベルリンにホームで0-3の完敗を喫し今季初の2連敗となった。スタメンの長谷部はPKでヘルタに先制点を献上すると、79分には相手選手へのひじ打ちで一発退場と散々な内容。

 試合結果に関係なく、長谷部に対して常に高評価を与えてきた地元紙『Frankfurter Rundschau』も、試合後の採点ではチームワーストタイの最低点をつけ、「チームに迷惑をかける愚行」と切り捨てた。

 各選手の採点と寸評は以下の通り。

■酒井高徳
対フライブルク(1-0)〇フル出場
『Hamburger Morgenpost』紙採点:3.5
寸評:「キャプテンも奮闘。立ち上がりは不安定だったが、後半は落ち着いてプレーしていた」

■伊藤達哉
対フライブルク(1-0)〇フル出場
『Hamburger Morgenpost』紙採点:「3」
寸評:「つねにマーカー2人がついていたが、見せ場を作った。決定的なアクションはなかったものの、しっかりとしたパフォーマンスだった」

■長谷部誠
対ヘルタ・ベルリン(0‐3)●先発出場、79分退場処分
『Frankfurter Rundschau』紙採点:「Schwächelnd」(低調/5点相当)
寸評:「暗黒の土曜日。何もかもが上手くいかず。ダヴィー・ゼルケがわざとらしく倒れたとはいえ、PK献上で相手の先制を許し、そこから安定感を失うと今度はゼルケに肘うち。あってはならないことが起きた。ラストスパートに(出場停止で)不在と、チームに迷惑をかける愚かな行為だった」

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