今節フランクフルト戦に向けて練習を行ったハンブルガーSV [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガも残すところあと2試合となった。残りの2節は全試合が土曜日(5日、12日)の15:30(日本時間22:30)にキックオフされる。すでに日本代表FW大迫勇也の所属するケルンの2部降格が確定しているが、果たして同代表DF酒井高徳とFW伊藤達哉が所属するハンブルガーSV(HSV)はクラブ初となる降格を免れることはできるのか? ドイツ誌『kicker』日本語版が伝えた。
前節のヴォルフスブルク戦で勝利を収めたことにより、入れ替え戦となる16位ヴォルフスブルクとの勝ち点差は2にまで迫った。そのため5日の結果次第では、立場が入れ替わる可能性もある。ただそれには、HSVがフランクフルトから勝利を収めること、そしてヴォルフスブルクがライプツィヒに敗れることが必須条件だ。
では、もしもHSVがドローに終わってしまった場合には? その際、ヴォルフスブルクがライプツィヒに勝利すると、クラブ初の2部降格が確定することになる。だが、互いにドローであれば、最終節での逆転もまだなんとか可能だ。
ただ、HSVがフランクフルト戦で敗戦を喫してしまうと、状況は非常に厳しいものとなってしまう。確かに勝ち点差だけでみれば、仮にヴォルフスブルクがドローでも最終節で並ぶ可能性は残されてはいるが、得失点差はすでに10点開いていることから、現実的ではないといえるだろう。
つまり、HSVとしてはあくまで連勝を目指していくということになるのだが、そこにはヨーロッパリーグ出場権獲得への野望に燃えるフランクフルトとボルシアMGという大きな2つの壁が立ちはだかっている。
By kicker日本語版