オランダに敗れて肩を落とすフンメルス [写真]=VI Images via Getty Images
ドイツ代表は10月13日に行われたUEFAネーションズリーグでオランダ代表に0-3の完敗を喫した。試合後、チーム内では危機感とフラストレーションが溜まっているようだ。
ヨアヒム・レーヴ監督は試合後、ドイツメディア『ZDF』のインタビューで敗戦を嘆いた。「決定力不足だけの問題ではない。最初の失点をするまではしっかりとプレーできていた。決めることは出来なかったが、チャンスを作ることも出来ていた。失点してしまってからは、自信を失ってしまっているのを見て取れた。この数カ月間、結果が伴っていなかったからね。それ以降は選手がバラバラにプレーしてしまった」
この敗戦によって、ネーションズリーグでは降格の危機に陥ってしまった。ドイツ国内では、レーヴ監督への批判が再び大きくなり始めている。監督の解任論も噴出するなか、選手たちも危機感を抱いている。DFマッツ・フンメルス(バイエルン)は「明らかに決定力不足の問題だ。僕らが勝たなければいけない内容の試合で負けてしまったのだから。不運と能力不足が合わさったような敗戦だ」と悔やんだ。
その一方で、MFトニ・クロース(レアル・マドリード)は、「またしても多くのチャンスを作りながら、無得点で帰路につかなくてはならない。とてもつらいことだよ。僕らは、この状況から脱するために、(今できることを)やり続けていくしかない。火曜日には、また次のチャンスがやってくる」と前を向いた。
16日にアウェイで行われるフランス戦が、ドイツ代表の今後の運命を決める一戦になりそうだ。
By サッカーキング編集部
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