ブンデスリーガ第7節を終え、5勝2分けで首位に立っているドルトムント [写真]=Bongarts/Getty Images
MF香川真司が所属するドルトムントは総勢29名の選手を抱えており、本来は数多くのオプションが想定されるはずである。しかし、リュシアン・ファーヴル監督は贅沢な悩みを抱えていることを認めながらも、例外も存在することを強調している。苦しい台所事情について、ドイツ誌『kicker』日本語版が18日に伝えた。
負傷者が続出しているのは守備陣だ。ドルトムントは17日、スイス代表DFマヌエル・アカンジの離脱を発表。今シーズンの公式戦全試合に出場していた同選手だが、でん部にストレス反応が見られたため、約3週間の離脱を余儀なくされた。またトルコ代表DFエメル・トプラクについては、6週間の負傷離脱後ということもあり、実戦復帰は時期尚早とのことだ。
そのためドルトムントは20日に行われるブンデスリーガ再開戦、第8節のシュトゥットガルト戦でU-21フランス代表DFアブドゥ・ディアロ、そしてU-19フランス代表DFダン・アクセル・ザガドゥという、レフティーの若手センターバックコンビを並べる形が有力視されている。
上記のチョイスとなった場合、最近は左サイドバックとしてプレーしていたディアロの代わりに、モロッコ代表DFアクラフ・ハキミが右サイドから左サイドバックへスライドすることとなる。しかし同選手は代表での活動に参加していたため、18日の午前中に8000キロメートルもの移動を経て戻ってきたばかり。コンディション面に不安が残る。
守備陣のやりくりに頭を悩ませつつ、ブンデスリーガ再開を迎えるドルトムント。敵地に乗り込むシュトゥットガルト戦で勝利を収め、首位をキープしたいところだ。
By kicker日本語版