今季、出場機会に恵まれていない香川真司 [写真]=TF-Images via Getty Images
ドルトムントからの移籍希望が報じられながら、新天地が決まっていないMF香川真司。同選手について、ドルトムントの幹部がコメントを残している。ドイツ誌『kicker』日本語版が27日に報じた。
かつてドルトムントでキャプテンを務め、昨年6月1日付でクラブのマネージメントチームに入った元ドイツ代表のセバスティアン・ケール氏は、ドイツのテレビ局『Sport1』にて番組に出演。「カガワを見ると、胸が痛くなるよ」と心境を明かしたことをドイツメディア『SPOX』が伝えた。
「彼は“移籍をしたい、そしてヨーロッパにこのままとどまりたい”と思っているところだ。(移籍先として)希望しているのはスペインだが、冬の移籍市場で思惑通りのクラブを見出すのは難しいよ」
また、スポーツディレクターのミヒャエル・ツォルク氏は大手メディア『スカイ』に対して「シンジはこのクラブに貢献してくれた選手の一人であり、優勝メンバーでもあるんだ。もちろん満足してはいないだろう。もしもオプションがあれば、我々は友情の気持ちをもってそのことについて取り組んでいく」とコメントしている。
今シーズン、公式戦出場がわずか4試合にとどまっている香川。移籍先として希望しているスペインのクラブとテストマッチを行った際には、2試合合計180分のうち135分間のプレータイムを与える配慮を見せたものの、新天地は決まらない状態が続いている。
By kicker日本語版