2005年からドルトムントでプレーしているシュメルツァー [写真]=TF-Images via Getty Images
下部組織時代の2005年からドルトムントでプレーし、チームキャプテンも務めた元ドイツ代表DFマルセル・シュメルツァーは、次節(第20節/2月2日)のフランクフルト戦にてブンデスリーガ通算250試合出場を迎えることとなる。しかし、功労者とも言える同選手に対して一部のファンがブーイングを浴びせているという。
ドイツ誌『kicker』日本語版はシュメルツァーへのブーイングについて、「その理由は理解に苦しむものだ」と前置きしつつ、昨年12月15日の第15節ブレーメン戦にて途中出場した際に一部のファンが非難の声をあげたと報道。その理由として、2016-17シーズンに指揮を執ったトーマス・トゥヘル監督(現パリ・サンジェルマン)の退任を挙げている。
2016-17シーズン、シュメルツァーはチームキャプテンを務めていた。トゥヘル氏が率いたチームはDFBポカールを制覇したが、指揮官は解任された。当時、選手起用法をめぐる衝突やクラブ首脳陣との対立などが取り沙汰されていた中で、シュメルツァーがトゥヘル監督解任に“致命的な損害を与えた”張本人であるとみられているという。
トゥヘル監督がクラブを去った後、2017-18シーズンのドルトムントは思うような成績を収めることができず、ピーター・ボス氏とペーター・シュテーガー氏が指揮を執った。シュメルツァー自身も負傷に苦しみ、不本意な1年を過ごした。
そしてシュメルツァーは昨年夏、ドイツ代表FWマルコ・ロイスにキャプテンの座を譲ってプレーに専念。今シーズンはブンデスリーガ第19節終了時点で7試合に出場している。
By kicker日本語版