アジア杯以降負傷離脱が続いている大迫勇也 [写真]=Bongarts via Getty Images
日本代表として戦ったAFCアジアカップUAE2019終了後、チームに合流したブレーメンの大迫勇也。背中の腱の炎症が発覚して以来、復帰に向けてリハビリに励む姿は現地メディアに報道されるものの、詳細な状態は明らかにされていない。
2月末には3月3日のブンデスリーガ第24節ヴォルフスブルク戦で復帰する可能性が示唆されたものの、最終的に完治は間に合わず、再びベンチ外となっていた。敵地で1-1の引き分けに終わった試合後、番記者たちとの囲み取材の中で、ブレーメンを率いるフロリアン・コーフェルト監督が大迫の現状について言及した。
大迫がチームに合流した直後から、大迫のメンバー入りに関してずっと似たような情報がメディアに出続けている。これは、背中の腱の炎症が原因だという。コーフェルト監督は「このケガは、回復具合がハッキリと具体的に言えるようなケガではないんだ。場合によっては、翌日や数日のうちにプレーできるようになることもあれば、長期的に痛みが長引くこともある」とその特殊性を説明してくれた。
試合当日3月3日の午前中には負荷をかけたテストも行い、「ユウヤはその負荷に問題なく耐えることができた。その意味では、回復に向けて、うまく進んでいるとは言える」と復帰が近づいていることを示唆した。だが、次節に間に合うかどうかに話が及ぶと、「金曜日にまで間に合うことを願っているが、月曜から金曜までの時間は短いからね…」と最後は言葉を濁した。
怪我をしていた元オーストリア代表FWマルティン・ハルニクやドイツ人MFフィン・バルテルスらベテランアタッカーも戦列に復帰し、前線の競争はますます厳しくなっている。この状況を受けて、コーフェルト監督は「たくさんのオプションがあるのはもちろん良いことだ。来週も、いくつか決定しなければならないことがある」と指揮官としての見解を示した。シーズン終盤に向けて、大迫には熾烈な定位置争いが待ち受けている。
By サッカーキング編集部
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