首位バイエルンは17位ニュルンベルクとドロー [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第31節が28日に行われ、FW久保裕也が所属するニュルンベルクはホームでバイエルンと1-1で引き分けた。久保はベンチスタートで、2試合連続の出番なしに終わった。
バイエルンは23分、ダヴィド・アラバがペナルティエリア手前のFKで直接狙うが、シュートはGKクリスティアン・マテニアに触られてクロスバー直撃。35分には連携ミスからピンチを迎え、バックパスをエドゥアルト・レーヴェンに狙われたが、GKスヴェン・ウルライヒがギリギリでクリアして難を逃れた。
試合が動いたのは48分、降格圏内の17位ニュルンベルクが先制に成功した。セバスティアン・カークの折り返しに中央のレーヴェンが合わせたが、これはGKウルライヒにセーブされる。だが、こぼれ球を拾ったマテウス・ペレイラがエリア手前右から左足シュートをゴール左隅に沈めた。
まさかの先制を許したバイエルンは69分にハメス・ロドリゲスがエリア手前右のFKで直接狙うが、これはGKマテニアにセーブされる。それでも、猛攻が実ったのは75分、キングスレイ・コマンが右サイドからクロスを上げると、ファーのセルジュ・ニャブリが絶妙なタッチで合わせてダイレクトでループシュートを決めて、同点に追いついた。
ニュルンベルクは89分、ゲオルク・マルクライターが相手エリア内でファールを受けてPKを獲得。後半アディショナルタイム1分、ティム・ライボルトがゴール右隅を狙ったが、無情にもポストに弾き返されて、絶好の勝ち越しのチャンスを生かせなかった。
後半アディショナルタイム5分には、コマンが完全に抜け出してGKと1対1でシュート。しかしこれはGKマテニアのスーパーセーブに阻まれ、バイエルンも逆転のチャンスを物にできず、ドローで終わった。首位のバイエルンは、今節敗れた2位のドルトムントを突き放すことができず、勝ち点差は「2」となった。
次節、ニュルンベルクは5月4日にアウェイでヴォルフスブルクと、バイエルンはホームでMF原口元気とFW浅野拓磨が所属するハノーファーと対戦する。
【得点者】
1-0 48分 マテウス・ペレイラ(ニュルンベルク)
1-1 75分 セルジュ・ニャブリ(バイエルン)
【スターティングメンバー】
ニュルンベルク(4-4-2)
マテニア;バウアー(88分 イリチェヴィッチ)、ミュール、エヴェルトン、ライボルト;ペレイラ、べーレンス、エラス、カーク;イシャク(72分 ティルマン)、レーヴェン(82分 マルクライター)
バイエルン(4-3-3)
ウルライヒ;キミッヒ、ズーレ、フンメルス、アラバ;チアゴ、J・マルティネス(56分 J・ロドリゲス/72分 デイヴィス)、ゴレツカ;ミュラー(46分 ニャブリ)、レヴァンドフスキ、コマン
By サッカーキング編集部
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