DFBポカールを制したバイエルン [写真]=Getty Images
DFBポカール決勝が26日に行われ、バイエルンとライプツィヒが対戦。バイエルンが3-0で勝利を収めて、3年ぶり最多19回目の優勝を決めた。
DFBポカール決勝は、最多18回目の優勝を誇るバイエルンと、悲願の初主要タイトルを狙うライプツィヒとの一戦。ブンデスリーガ7連覇を決めたバイエルンは、12回目のシーズン2冠をかけて戦う。一方、ライプツィヒはクラブ史上初となるDFBポカール決勝進出で勢いに乗る。また、今シーズンのリーグ戦の対戦結果ではバイエルンがライプツィヒに1勝1分と勝ち越している。
試合序盤からライプツィヒは激しいプレスでバイエルンからボールを奪い、積極的に攻める。バイエルンは、ロベルト・レヴァンドフスキやトーマス・ミュラーらの攻撃陣がボールに触れずライプツィヒに苦しむ。
12分、ライプツィヒが左コーナーキック(CK)獲得すると、ゴール前へのクロスをユスフ・ポウルセンが頭で合わせる。しかし、約6週間振りに実戦復帰したバイエルンGKマヌエル・ノイアーが真正面のシュートを左手でビッグセーブ。ボールはクロスバーに跳ね返り、バイエルンはピンチを凌いだ。
23分にはティモ・ヴェルナーがドリブルでペナルティエリア(PA)左に侵入。ヴェルナーはゴール前のポウルセンにスルーパスを送るが、ポウルセンはボールに触れずチャンスを活かせない。
バイエルンは29分、キングスレイ・コマンが左サイドを上がってきたダヴィド・アラバにパス。アラバはワンタッチでクロスを入れると、レヴァンドフスキがヘディングでゴール左に沈めた。バイエルンは少ないチャンスをモノにして、先制に成功する。
さらに42分、マッツ・フンメルスが前線にスルーパスを通すと、コマンが受け取る。コマンはGKとの1対1の場面でフェイントを入れてシュートを放つが、ライプツィヒDFイブライマ・コナテが自陣ゴール前まで戻ってボールを弾く。
後半に入ると、48分にライプツィヒが同点のチャンスを作る。コナテが最終ラインからスルーパスを送ると、エミル・フォルスベリが反応。フォルスベリはゴール前でシュートを放つが、ノイアーがセーブする。
56分、アラバのロングフィードをレヴァンドフスキが受け取ると、レヴァンドフスキはPA左で相手選手をかわしてシュート。しかし、GK真正面に飛ぶ。62分にはセルジュ・ニャブリが右サイドからシュートを放つがGKが弾く。こぼれ球にチアゴ・アルカンタラがヘディングで詰めるが枠をとらえられない。
追加点が欲しいバイエルンは67分、ニャブリがドリブルからコマンにスルーパスを通すとゴール前に折り返す。ゴール前にはミュラーが待っていたが、ミュラーは触ることができない。68分、レヴァンドフスキはゴール前からヘディングで2ゴール目を狙うが枠を外れる。
78分、相手DFのゴール前でのクリアミスにコマンが反応。コマンはフェイントを入れてシュートを放つ。このシュートはゴール右に突き刺さり、バイエルンは待望の追加点を奪った。
さらに85分、ジョシュア・キミッヒが相手のパスミスに反応すると、右サイドから長いスルーパスを前線に送る。レヴァンドフスキが受け取るとGKとの1対1を制して、バイエルンはリードを広げる。
このまま試合は終了して、バイエルンが3-0でライプツィヒに勝利。バイエルンが2015~2016シーズン以来となる最多19回目のDFBポカール優勝を決めた。また、同クラブは12回目のシーズン2冠を果たした。
【得点者】
29分 1-0 ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)
78分 2-0 キングスレイ・コマン(バイエルン)
85分 3-0 ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)
【スターティングメンバー】
バイエルン(4-2-3-1)
ノイアー;アラバ、フンメルス、ズーレ、キミッヒ; J・マルティネス(65分 トリッソ)、チアゴ;コマン(87分 リベリー)、ミュラー、ニャブリ(73分 ロッベン);レヴァンドフスキ
ライプツィヒ(4-4-2)
グラーチ;ハルステンベルク、オルバン(70分 ウパメカノ)、コナテ(82分 ハイダラ)、クロステルマン;フォルスベリ、カンプル、T・アダムズ(65分 ライマー)、サビツァー;ポウルセン、ヴェルナー
By サッカーキング編集部
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