ハンブルガーSVはいきなりチームの強化方針を変更せざるを得なくなった [写真]=Getty Images
酒井高徳と伊藤達哉が所属するハンブルガーSV(HSV)は1部昇格を逃した上に、前途多難な再スタートが待っているようだ。6月7日付のドイツ紙『ビルト』が報じている。
前スポーツディレクターのラルフ・ベッカー氏は、チーム内で給与が高く、比較的高額な移籍金を見込める選手たちを放出することで、強化費を捻出しようとしていた。だが、この計画はすでに暗礁に乗り上げてしまった。
オファーがない。この事実に直面した新ディレクターのヨナス・ボルト氏は、強化路線を変更。「このチャレンジに取り組みたいものは、新しいチャンスを与えられる」と話し、6月17日からの始動はゼロからのスタートとなることを示唆した。
同紙は、移籍リストに挙がっていた酒井高徳にも言及。
「この日本人選手には、2020年までHSVとの契約が残っている。だが、昨季の最後には、HSVのファンたちからブーイングの口笛が吹かれた。このクラブで再スタートを切ることに意味はあるのか?」と双方にメリットがあるのか、疑問符を付けた。
ブンデスリーガ2部の新シーズンは7月26日に開幕するものの、移籍市場は9月2日まで開いている。酒井高徳をはじめとする有力選手たちの来季の見通しも、しばらくは不安定なものになりそうだ。
By サッカーキング編集部
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