バイエルンがコヴァチ監督を解任 [写真]=Bongarts/Getty Images
バイエルンは3日、ニコ・コヴァチ監督の解任をクラブ公式サイトで発表した。
コヴァチ監督は同日、ウリ・ヘーネス会長、カール・ハインツ・ルンメニゲCEO(最高経営責任者)、スポーツダイレクター(SD)のハサン・サリハミジッチ氏とともに話し合いを行い、辞任を申し出たようだ。前日の2日に行われた第10節では、古巣のフランクフルトに1-5の歴史的な大敗を喫していた。なお、後任が決まるまではアシスタントコーチのハンジ・フリック氏が暫定的に指揮を執るという。
同監督はクラブ公式サイトを通じて「現時点ではクラブにとってこれが正しい決断だと思っています。最近の結果やパフォーマンスを考慮して、この決断に至りました。(コーチを務めていた)弟のロベルトとともに、この18カ月を過ごしたバイエルンに感謝します。この期間に、私たちはブンデスリーガ、DFBポカール、スーパーカップで優勝でき、素晴らしい時間でした。クラブとチームの成功を祈っています」とコメントした。
現在48歳のコヴァチ氏は、現役時代にレヴァークーゼンやヘルタ・ベルリンなどで活躍し、2001年から2シーズンにわたってバイエルンでもプレーした。現役引退後は、2013年からクロアチア代表の監督を務めて、2014年のブラジル・ワールドカップでも指揮を取った。
2015年3月にはフランクフルトの指揮官に就任し、2017-18シーズンのDFBポカール決勝ではすでに就任が決まっていたバイエルンを倒して優勝に導いた。2018年夏からバイエルンで指揮を取り、一部の主力選手との確執や戦い方への批判などの声もあったが、初年度はブンデスリーガとDFBポカールの2冠を達成。今シーズンのブンデスリーガでは、7連覇王者らしくない不安定な戦いが続き、第10節を終えて5勝3分け2敗で4位につけている。
By サッカーキング編集部
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