ドルトムントで輝きを放つG・レイナ [写真]=Getty Images
煌めく才能の持ち主として注目を集めるU-17アメリカ代表MFジョヴァンニ・レイナが、所属するドルトムントでの日々を語った。12日に、アメリカメディア『ESPN』が報じている。
現在17歳のG・レイナは、ニューヨーク・シティのユースチーム出身。2019年7月にドルトムントと契約すると、U-19チームから一気にトップチームへと駆け上がった。今年1月のブンデスリーガ第18節・アウクスブルク戦では72分から途中出場し、同リーグデビュー。ドルトムントでは、ヌリ・シャヒン(現ブレーメン所属)らに次ぐクラブ史上5番目の若さでのブンデスリーガデビューとなった。
G・レイナは、ドルトムントの本拠地『ジグナル・イドゥナ・パルク』から約15分ほどの場所にあるアパートに住んでいるという。部屋にある段ボール箱の一つには、試合後に交換したユニフォームがきちんと保管されているそうだ。
「ここ(ドルトムント)に来てから、僕には多くの初体験があったよ。チャンピオンズリーグ(CL)の舞台に立ったり、偉大な選手とユニフォームを交換したりね……」
段ボール箱の中には、CL決勝トーナメント1回戦でパリ・サンジェルマン(PSG)と対戦した時に、キリアン・エンバペと交換したユニフォームが大切にしまわれている。
また、G・レイナはDFBポカール(ドイツ杯)3回戦・ブレーメン戦で78分にゴールを記録。細かいタッチのドリブルで相手3人をかわし、美しい弾道でゴール右隅に突き刺さったこのゴールは、同大会における最年少ゴール記録を更新(17歳82日)すると共に、G・レイナにとってプロ初ゴールとなった。だが、当人は全く浮かれた様子を見せず、こう語った。
「僕が最初に思ったのは、『早くボールをセンターサークルに戻さなきゃ』ということだった。2-3で負けていたからね。ゴール自体はすごく良かったと思う」
G・レイナは「今はたくさん勉強しているところだよ」と、あくまで謙虚な姿勢を崩すことがなかった。この若きアメリカ人は、一体どこまで成長を続けていくのだろうか。
By サッカーキング編集部
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