バイエルンに所属するハビ・マルティネス [写真]=Getty Images
バイエルンのスペイン人MFハビ・マルティネスは、パンデミックに際した自身の支援活動について語った。5日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、ミュンヘンの赤十字社を通し人々への支援活動に自ら携わったJ・マルティネス。スペインを離れドイツで暮らす31歳は、自身の出演するドキュメンタリーのローンチに際してインタビューに応じ、その経緯や活動内容について以下のように語った。
「ここではロックダウンはなく、感染防止の推奨だけだった。僕はほぼ森の真ん中に住んでいる。僕は自粛期間を、家のなかで過ごすのではなく人々のために使おうと考えた。とてもタフだった。それはすべての医療関係者にとっても同じだ」
「僕はスペインで、みんながより支援を必要としている人々を助けているのを見たんだ。僕は何もせず、誰も助けないことに悪意を感じた。そして赤十字社に連絡を取ったんだ。するとすぐに活動を開始できたよ。特にたいしたことじゃない、買い物をして、それを必要な人々のもとに運んだだけだ。何も英雄的なことをしたわけじゃない。必要な防備はすべて揃っていたしね。僕はお年寄りも、僕のような健康で若いアスリートがウイルスにかかった方がましだと考えたんだ」
「誰かを助けることは好きだよ。サッカー選手であることの前に、僕は1人の人間だ。誰かを助けるといい気持ちになるんだ」
また、無観客でのブンデスリーガ再開についてはこのように意見を述べている。
「僕は好きじゃないね。僕はとても情熱的だ。だから誰かに、僕に向かって叫んでほしいんだ。ベティスのスタジアムやサンティアゴ・ベルナベウに到着すれば、何万もの人々がすべてのことを伝えてくる。それが僕の心を駆り立てるんだ。ドルトムントに着いて、自転車に乗った5人しかそこにいなかった時は気分が沈んだよ。でもそうしないといけないということは理解している」
By サッカーキング編集部
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