17-18シーズンのDFB杯優勝に貢献したルス [写真]=Getty Images
MF長谷部誠とMF鎌田大地が所属するフランクフルトは26日、ドイツ人DFマルコ・ルスが今シーズン限りで現役を引退することをクラブ公式サイトで発表した。
ルスは27日にホームで行われるブンデスリーガ最終節のパーダーボルン戦に出場する予定。引退後はアナリストとしてフランクフルトに残るという。「このクラブでプロになり、これほど長い時間を過ごし、特別なファンの前でプレーできたことを誇りに思う。カップ戦での優勝は僕の記憶に残り続ける。たとえ難しい時期でも、毎試合、楽しでいた。それと同じように、僕の心のクラブでの新たな挑戦を楽しみにしているよ」とコメントした。
現在34歳のルスは1996年にフランクフルトの下部組織に入団し、2004年10月22日のブンデスリーガ2部第9節グロイター・フュルト戦でトップデビューを飾った。2011年7月にはヴォルフスブルクに移籍したが、2013年1月にレンタル移籍でフランクフルトに戻ると、同年夏に完全移籍で復帰していた。
2016年5月には片側の睾丸に悪性腫瘍が見つかり、手術を受けて離脱を余儀なくされたが、2017年2月28日に行われたDFBポカール準々決勝ビーレフェルト戦で285日ぶりの復帰を果たしていた。
今シーズンは昨年8月15日に行われたヨーロッパリーグ予選3回戦のファドゥーツ戦にキャプテンマークを巻いて出場したが、負傷交代。アキレス腱断裂の大ケガによる長期離脱で、これまで1試合の出場にとどまっていた。
フランクフルトでは公式戦通算328試合に出場し、2017-18シーズンのDFBポカール制覇に貢献。ヴォルフスブルクでは公式戦25試合に出場した。
また、クラブは32歳の元オランダ代表MFジョナサン・デ・グズマンの退団も発表。今シーズン限りで満了となる契約を延長しないことで合意したという。移籍先は未定だが、以前からMLS(メジャーリーグサッカー)への移籍の噂が報じられていた。
なお、フランクフルトでは33歳の元スイス代表MFジェルソン・フェルナンデスも5月14日に今シーズン限りでの現役引退を発表。その一方で、フランクフルトのレジェンドで今年1月に現役を引退したアレクサンダー・マイアー氏は、今月22日にU-16チームのアシスタントコーチとして復帰することが発表されていた。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト