バイエルンが2年連続20回目のDFBポカール制覇 [写真]=Pool via Getty Images
DFBポカール決勝が4日に行われ、レヴァークーゼンとバイエルンが対戦した。
11年ぶりに決勝進出を果たしたレヴァークーゼンと2連覇を狙うバイエルンが激突。試合は16分、王者バイエルンが先制した。ペナルティエリア前中央の好位置でFKを得ると、ダヴィド・アラバが鮮やかな左足シュートをゴール右隅に沈めて先制点を挙げた。
主導権を握ったバイエルンは24分、敵陣中央のジョシュア・キミッヒがエリア右へ絶妙なスルーパス。抜け出したセルジュ・ニャブリが右足シュートで左サイドネットを揺らしてリードを2点に広げた。
レヴァークーゼンは後半に入って57分、カウンターから絶好のチャンス。ムサ・ディアビが右サイドを抜け出して中央に折り返すと、フリーのケヴィン・フォラントが左足を振り抜いたが、痛恨の空振りでチャンスを逃した。
すると直後の59分、バイエルンはGKマヌエル・ノイアーが前線へロングボールを送ると、エリア前中央のロベルト・レヴァンドフスキが絶妙なトラップから素早く右足一閃。強烈なシュートはGKルーカス・フラデツキーの後逸を誘って、大きな追加点となった。
だが、レヴァークーゼンも意地を見せる。63分、右CKでスヴェン・ベンダーが体を投げ出してヘディングシュートを叩き込み、1点を返した。勢いづくレヴァークーゼンは66分、ディアビがクロスを上げると、ゴール前にフォラントとカイ・ハフェルツが飛び込むが、惜しくもあわなかった。
89分、左サイドを抜け出したイヴァン・ペリシッチの折り返しを、レヴァンドフスキが技ありのチップキックでゴールに沈めて追加点。だが、終了間際の後半アディショナルタイム5分にはアルフォンソ・デイヴィスのハンドでレヴァークーゼンにPKが与えられ、これをハフェルツがゴール左上に突き刺して1点を返した。
その直後に試合終了のホイッスルが鳴り、バイエルンがレヴァークーゼンを破って、2年連続20回目となるDFBポカール優勝。史上初のブンデスリーガ8連覇とあわせて、2年連続の国内2冠を達成した。なお、バイエルンは8月に再開するチャンピオンズリーグも生き残っており、7シーズンぶり2度目となる3冠の可能性も残している。
【得点者】
0-1 16分 ダヴィド・アラバ(バイエルン)
0-2 24分 セルジュ・ニャブリ(バイエルン)
0-3 59分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)
1-3 63分 スヴェン・ベンダー(レヴァークーゼン)
1-4 89分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)
2-4 90+5分 カイ・ハフェルツ(PK/レヴァークーゼン)
By サッカーキング編集部
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