バイエルン監督時代を振り返ったニコ・コヴァチ監督 [写真]=Getty Images
今夏からモナコを指揮することとなったニコ・コヴァチ監督が、2018年7月から2019年11月まで指揮を執ったバイエルン時代を振り返っている。フランス紙『レキップ』が2日に報じた。
成績不振によりバイエルンを去ることとなったコヴァチ監督は、ビッグクラブを指揮するからこその苦悩が当時あったといい、以下のようにコメントしている。
「バイエルンでの重圧は非常に大きなものだった。私はフランク・リベリーやアリエン・ロッベンのような実績のある多くのベテラン選手といっしょに仕事をしていたからだ。それは若い選手といっしょに仕事をするのとはまったく違う」
また、元ドイツ代表FWのトーマス・ミュラーをベンチに置くことが多かったことで話題を集めたコヴァチ監督だが、それについては「もちろん、プレーできなければ選手は幸せを感じることはできない。スター選手ならなおさらだろう。でもそういった状況をつくる監督のほうが大きなストレスを抱えるんだ」と、当時の難しさを語っている。
しかし、コヴァチ監督はバイエルンでの苦い経験を糧にしてモナコで成功することに前向きな姿勢を見せており、「すべての選手を満足させることはできない。20人の選手がプレーしたいと思っているなかで決断しなければならないからだ。私は間違いを犯すこともあるだろうが、そのときは素直に認める。モナコに来てまだ2週間だが、これからは選手との信頼関係を築いていかなければならない」と語っている。
By サッカーキング編集部
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