フランクフルトとビーレフェルトが対戦 [写真]=Getty Images
2020-21シーズンのブンデスリーガ開幕節が19日に行われ、MF鎌田大地とMF長谷部誠が所属するフランクフルトとMF堂安律が所属するビーレフェルトが対戦した。長谷部はフル出場、鎌田は88分までプレー。ブンデスリーガのデビュー戦となった堂安は、72分までプレーした。
フランクフルトは3-5-2のフォーメーションを採用。長谷部は3センターバックの中央でスタメンに名を連ね、先日クラブとの契約を2023年6月30日まで延長したばかりの鎌田もトップ下で先発した。一方、4-4-2システムを採用した昇格組のビーレフェルトは、今夏PSVから獲得した堂安を右ウィングでスタメン起用した。
昨シーズン、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて一時中断したブンデスリーガは再開後、全試合を無観客で開催。今季は最終的に地元保健当局の許可が出た場合に限り、スタジアムの収容人数の20%を上限に観客動員が認められ、フランクフルトの『ドイチェバンク・パルク』にもわずかながらサポーターが戻ってきた。
ホームサポーターの後押しを受けて有利に試合を運ぶフランクフルトは17分、鎌田のコーナーキックにダビド・アブラームが頭で合わせたが、これは相手GKの正面。22分にフィリップ・コスティッチの折り返しにダニー・ダ・コスタがダイレクトボレーで合わせたが、枠を捉えることはできず。さらに31分、相手GKのショートパスを鎌田がカットして生まれたルーズボールをバス・ドストが拾い、エリア内のアンドレ・シウヴァに繋げる。A・シウヴァはトラップからヒールでシュートを放ったが、相手GKにセーブされ先制とはならなかった。
ビーレフェルトは43分、右サイドを抜け出した堂安がグラウンダーで折り返すと、エリア内でコルドバがトラップ。強引にシュートを打ちに行ったが、相手DFにブロックされた。前半はスコアレスで折り返した。
フランクフルトは46分、アイメン・バルコクのクロスにマルティン・ヒンタレッガーが頭で合わせるが、クロスバーに直撃してゴールならず。ビーレフェルトも50分堂安が左足でミドルシュートを狙ったが、惜しくも枠のわずかに左に外れた。
すると51分、試合の均衡が破れる。ビーレフェルトはセルヒオ・コルドバが長谷部とコスティッチの間のスペースに見事なスルーパスを通すと、受けたセビオ・スクはエリア内に侵入。最後はループ気味のシュートで飛び出してきたGKケヴィン・トラップの上を通してネットを揺らした。
1点を追う展開になったフランクフルトは62分に試合を振り出しに戻す。左サイドをえぐったコスティッチの折り返しをニアサイドに入り込んだドストが頭ですらすと、最後は飛び込んだA・シウヴァがヘディングで押し込んだ。
フランクフルトは90分に右サイドのフリーキックにヒンタレッガーが頭で合わせたが、枠には飛ばせなかった。試合はこのまま終了し、勝ち点「1」を分け合う結果となった。次節、フランクフルトは25日にアウェイでヘルタ・ベルリンと、ビーレフェルトは26日にホームでケルンと対戦する。
By サッカーキング編集部
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