バイエルンがホッフェンハイムに完敗 [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第2節が27日に行われ、ホッフェンハイムとバイエルンが対戦した。
王者バイエルンは開幕戦でシャルケに8-0で圧勝し、9連覇に向けて白星スタートを切った。24日にはチャンピオンズリーグ王者としてUEFAスーパーカップに臨み、ヨーロッパリーグ王者のセビージャを撃破して今季初タイトルを獲得。中2日で今試合は、ロベルト・レヴァンドフスキが2018年9月25日の第5節アウクスブルク戦以来、2年ぶりのリーグ戦ベンチスタートとなり、代わりに19歳のジョシュア・ザークツィーがスタメン入りした。
バイエルンは公式戦23連勝中と絶好調だが、この試合で先手を取ったのは昨季までバイエルンのセカンドチームで指揮をとっていたセバスティアン・ヘーネス監督が率いるホッフェンハイムだった。16分、デニス・ガイガーの左CKにエルミン・ビチャクチッチが頭で合わせてゴール右隅に流し込み、貴重な先制点を挙げた。さらに24分にはモアネス・ダブールがエリア内に抜け出し、GKマヌエル・ノイアーとの一対一で絶妙なループシュートを沈めて追加点を決めた。
その後もホッフェンハイムはカウンターからチャンスを作り、29分にクリストフ・バウムガルトナーが、32分にもアンドレイ・クラマリッチがエリア内からシュートを打ったが、どちらも得点には結びつかず。
するとバイエルンは36分に反撃が実る。トーマス・ミュラーから落としを受けたジョシュア・キミッヒがエリア前からミドルシュートをゴール右上隅に決めて1点を返した。だが、前半アディショナルタイム1分にはピンチを迎え、エリア内に侵入したクラマリッチに左足シュートを打たれたが、GKノイアーのセーブとクロスバーに救われた。
1点ビハインドで折り返したバイエルンは後半も好守に噛み合わず、57分にはザークツィーとベンジャマン・パヴァールを下げて、ついにレヴァンドフスキとレオン・ゴレツカを投入して反撃に力を入れる。
バイエルンは主導権こそ握るが、その後も決定機を作れず苦戦が続く。すると77分、ホッフェンハイムはGKからのロングパスをシンプルにつなぎ、最後はエリア中央のクラマリッチがゴール左隅に流し込んで大きな追加点を挙げた。さらに後半アディショナルタイム2分には、カウンターで抜け出したイーラス・ベブがエリア内でGKノイアーに倒されてPK獲得すると、これをクラマリッチがゴール左上に決めてダメ押しゴールを奪った。
試合はこのままタイムアップを迎え、バイエルンが今シーズンのリーグ戦2試合目で初黒星を喫し、公式戦連勝が23試合でストップ。公式戦では2020年初黒星で、2019年12月7日の第14節ボルシアMG戦以来、295日(約9カ月)ぶりの敗戦となった。
バイエルンは次戦、9月30日にドイツ・スーパーカップでドルトムントと対戦し、10月4日にリーグ戦第3節でヘルタ・ベルリンをホームに迎える。ホッフェンハイムは次節、10月3日にアウェイでMF長谷部誠とMF鎌田大地が所属するフランクフルトと対戦する。
【得点者】
1-0 16分 エルミン・ビチャクチッチ(ホッフェンハイム)
2-0 24分 モアネス・ダブール(ホッフェンハイム)
2-1 36分 ジョシュア・キミッヒ(バイエルン)
3-1 77分 アンドレイ・クラマリッチ(ホッフェンハイム)
4-1 90+2分 アンドレイ・クラマリッチ(PK/ホッフェンハイム)
By サッカーキング編集部
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