バイエルンがロコモティフ・モスクワに競り勝つ [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第2節が27日に行われ、ロコモティフ・モスクワとバイエルンが対戦した。
昨季王者のバイエルンは第1節でアトレティコ・マドリードに4-0で快勝し白星スタート。ロコモティフ・モスクワはザルツブルクと2-2で引き分けてドロー発進となっていた。
試合はホームのロコモティフが先に決定機を作り、3分にゴール前へ飛び出したフョードル・スモロフがフリーでヘディングシュートを放ったが、これは惜しくもGK正面。一方のバイエルンも8分、左CKでロベルト・レヴァンドフスキが頭で合わせにいったが、直前にボールの軌道が変わって反応しきれずにシュートミスで枠を捉えなかった。
両者が立ち上がりにチャンスを作ったが、先制に成功したのはバイエルン。14分、コランタン・トリッソがペナルティエリア右へ浮き球パスを送ると、フリーのベンジャマン・パヴァールがジャンプしながら右足ダイレクトで折り返す。これをニアに飛び出したレオン・ゴレツカが頭で叩き込んで先制点を奪った。
バイエルンは25分にも同じような形で追加点のチャンス。エリア前のトリッソが右サイドへ浮き球パスを送り、パヴァールがダイレクトでジャンピングクロス。今度は中央のキングスレイ・コマンが右足ボレーで合わせたが、これは左ポストに弾き返された。
1点リードで折り返したバイエルンはハーフタイムにゴレツカとトーマス・ミュラーを下げて、ハビ・マルティネスとセルジュ・ニャブリを投入。ニャブリは20日に新型コロナウイルス陽性反応が出て2試合を欠場したが、その後の検査で陰性が確認されて25日に隔離が解除されていた。
バイエルンは57分、ニャブリの折り返しにゴール前のジョシュア・キミッヒが右足で合わせたが、目前のDFにブロックされる。ロコモティフは68分、左サイドからのクロスにウラジスラフ・イグナティエフが合わせたが、GKマヌエル・ノイアーに阻まれる。バイエルンも直後にコマンがキミッヒとのワンツーでエリア左に抜けたが、シュートは枠の上に外れた。
すると70分、ロコモティフが同点に追いつく。ゼ・ルイスが右サイドを抜け出し、エリア右からグラウンダーのクロス。これをアントン・ミランチュクが左足でニアに沈めて同点ゴールを挙げた。ロコモティフは77分にもカウンターでゼ・ルイスが抜け出してチャンスを迎えたが、エリア左から打ったシュートは枠の右に外れた。
しかしバイエルンは79分、エリア前中央のキミッヒがJ・マルティネスの縦パスをターンしながら受けると、トラップでバウンドしたボールを右足で叩き、鮮やかなボレーシュートをゴール左隅に沈めた。キミッヒの技ありゴールがこのまま決勝点となり、バイエルンが敵地で競り勝って2連勝。ロコモティフは2試合未勝利となった。
次節は11月3日に行われ、ロコモティフ・モスクワはホームでアトレティコ・マドリードと、バイエルンはアウェイでMF奥川雅也が所属するザルツブルクと対戦する。
【スコア】
ロコモティフ・モスクワ 1-2 バイエルン
【得点者】
0-1 13分 レオン・ゴレツカ(バイエルン)
1-1 70分 アントン・ミランチュク(ロコモティフ)
1-2 79分 ジョシュア・キミッヒ(バイエルン)
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By サッカーキング編集部
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