シュヴァインシュタイガー氏はドイツ代表の状況を嘆いた(写真は7月のもの) [写真]=Pool via Getty Images
かつてドイツ代表でワールドカップ制覇などを経験したバスティアン・シュバインシュタイガー氏がドイツ代表の現状について言及。0-6で敗れたスペイン戦後にコメントした。18日、ドイツ誌『kicker』が伝えている。
ドイツ代表はUEFAネーションズリーグで18日にスペイン代表と対戦した。リーグAグループ4の首位決戦は蓋を開けてみれば、スペイン代表が大量6得点完封でドイツ代表を粉砕。スペイン代表が70パーセント近くボールを支配し20本以上のシュートを放ったのに対し、ドイツ代表が放ったシュートは2本にとどまり枠内シュートはなかった。
シュヴァインシュタイガー氏は「私が気になったのは、チームが反撃しなかったこと。チームという感じがしなかった。何の指示もない。ただスペイン語を聞いているだけだったね」と落胆。「ドイツ代表には表現しなければならない価値というものがあるが、今日はピッチでそれが見られなかった」と続けた。
「代表監督と彼のチームは一つの意見を持っているが、残念ながら私は個人的にそれとは違うものを持っているよ」
ドイツ代表のヨアヒム・レーヴ監督がかつて代表チームから外したMFトーマス・ミュラーやDFマッツ・フンメルス、DFジェローム・ボアテングについて、スペインとの敗戦を受けて彼らを再召集すべきではないかという見方も一部で強まっている。シュヴァインシュタイガー氏は「ジェローム・ボアテングやトーマス・ミュラーのような選手はヨーロッパでも最高のチームで三冠を達成した。彼らはファーストチームでプレーし、クオリティも備えている。なぜ彼らを呼ばないんだ?」と述べ、再び代表に招集すべきとの考えを明言した。
「特にこういった試合では、ピッチに経験と高い質を持ち、リードする選手がいることが重要になる。我々にはまだ質がないことがわかるだろう」
By サッカーキング編集部
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