ヘルタ戦で4得点を挙げたハーランド [写真]=Getty Images
ドルトムントに所属するノルウェー代表FWアーリング・ハーランドが、21日に行われたブンデスリーガ第8節ヘルタ・ベルリン戦(5-2)を振り返った。22日、ブンデスリーガの公式サイトが伝えた。
ドルトムントは33分にマテウス・クーニャの強烈なミドルシュートを許してビハインドで折り返したが、後半開始早々の47分にマルコ・ロイスの折り返しをハーランドが押し込んで追いつく。ハーランドは2分後にもネットを揺らして逆転すると、62分には相手のパスミスを奪ってハットトリック達成。ドルトムントは70分にラファエル・ゲレイロが4点目を挙げてリードを広げる。79分にPKで1点を返されたが、その直後にハーランドがジュード・ベリンガムとのワンツーパスからダメ押しの追加点を挙げ、5-2で勝利した。
ハーランドは85分までプレーし、代わって投入されたのはU-20ドイツ代表FWユスファ・ムココ。20日に16歳の誕生日を迎えたばかりのムココは「16歳と1日」でトップチームデビューを果たし、元ドルトムントのヌリ・シャヒン(現アンタルヤスポル)が保有していたブンデスリーガの最年少出場記録を約15年ぶりに塗り替えた。
試合後、ハーランドは待望のデビューを飾ったムココについてコメント。「僕は彼と一緒にプレーするのが大好きなんだ。僕が彼の年齢だった時よりも、ずっとずっと良い選手だね。彼は今、世界一の将来有望なタレントだと思う。16歳と1日だなんて凄いよね。彼は偉大なキャリアが待ち受けていると思う。僕らには彼がいてラッキーだよ」と、神童への賛辞を送った。
ハーランド自身、試合前にはイタリア紙『Tuttosport』が主催する、「ヨーロッパでプレーする最も活躍した21歳以下の選手」に贈られる『ゴールデンボーイ賞』を受賞していた。ヘルタ戦でもその名に恥じぬ実力を遺憾なく発揮した同選手は、「どのゴールも良かったと思う。実を言うと、ハーフタイムにエナジードリンクを飲んで、翼を生やしていたんだ。結果として、全部がうまく行ったね」と、ジョークを交えて自らの活躍を振り返った。
ハーランドは今季12試合目の出場にして早くも15ゴール目に到達。同選手の活躍もあり公式戦2試合ぶりの白星を手にしたドルトムントは、24日にチャンピオンズリーグ・グループステージ第4節でクラブ・ブルージュと、28日にブンデスリーガ第9節でケルンと対戦する。
By サッカーキング編集部
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