2006年からドイツ代表を指揮するレーヴ監督 [写真]=Getty Images
ドイツサッカー連盟(DFB)は23日、スペイン代表に歴史的大敗を喫したドイツ代表の現状分析を行うための期限を設定したことを発表した。
ドイツ代表は17日に行われたUEFAネーションズリーグ・グループステージ最終節でスペイン代表に0-6で敗れ、1931年以来となる6点差での歴史的な大敗を喫していた。それでも、代表チームのマネージャーを務めるオリヴァー・ビアホフ氏は試合後に完敗を認めつつも、ヨアヒム・レーヴ監督の続投を強調していた。
DFBの役員会は23日、現在の代表チームに関する調査、分析、議論を行うための期限を設定することに全会一致で合意。12月4日に行われる会議で、ビアホフ氏がチームの現状分析の結果を報告するという。調査や分析の範囲は、スペイン戦での大敗だけではなく、過去2年間のチーム作りについても含まれている。今後については会議の結果を受けて発表されるという。
DFBは声明で「この期間は(レーブ)監督に代表チームの現状を根本的に見直すための十分な時間と感情的な距離を与えることになります。競技面ではスペイン戦での大敗の原因を分析するため、そして監督個人としては大きな失望から立ち直るために必要なことです」とコメントしている。
現在60歳のレーヴ監督は2006年7月にドイツ代表の指揮官に就任し、この14年間で188試合で指揮を取り、120勝37分け31敗を記録している。2014年のブラジル・ワールドカップでは世界制覇に導いたが、王者として臨んだ2018年のロシアW杯ではメキシコと韓国に敗れて屈辱のグループ最下位で敗退。その後は、世代交代によるチーム再建を行ってきたが、思うような結果は出ておらず、今回のUEFAネーションズリーグでも2大会連続で決勝ラウンド進出を逃していた。
By サッカーキング編集部
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