バイエルンでの苦悩を語ったヤン・フィーテ・アルプ [写真]=Getty Images
バイエルンに所属するドイツ人FWヤン・フィーテ・アルプがバイエルンでの苦悩を告白した。6日、ドイツメディア『tz』が報じている。
現在20歳のアルプはハンブルガーSVの下部組織出身。若くから注目を集め、年代別のドイツ代表でもプレーした経験がある。2017年9月にハンブルガーSVでトップデビューを飾り、同年10月のヘルタ・ベルリン戦でプロ初ゴールを決めた。2019年夏にバイエルンに加入したが、トップチームでの出場機会はなく、今年9月からはU-23チームでプレーしている。
今年10月15日に行われたDFBポカール第1回戦のデューレン戦でトップデビューを果たしたアルプだが、それを除けば3部リーグでの出場にとどまっている。バイエルンでは17歳のイングランド人FWジャマール・ムシアラなど、新戦力が台頭したこともあり、アルプにとっては厳しい状況となっているようだ。アルプはバイエルンでの現状について以下のようにコメントした。
「サッカー界では、いつか古巣のクラブに戻るよりも、もっとおもしろいことが起きていると思う。古巣復帰は現時点ではまだかなり遠くにあり、それを考えるに適した時期ではないよ。でもハンブルクへの愛は決して色褪せることはないし、いずれにしても、クラブのことは忘れていない」
「若い選手は自分が実際よりも先に進んでいると思っていることが多い。期待されると実際の能力よりも高い仕事が要求されているように感じてしまう。そういうマインドセットに陥ってしまうんだ。それは無意識のうちに僕を苦しめているのかもしれない。でも結局のところ、去年の出場機会の少なさは僕が求めていたものではなかったけどね」
By サッカーキング編集部
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