昨年9月以来の敗戦を喫したバイエルン [写真]=Getty Images
8日、ブンデスリーガ第15節が行われ、ボルシアMGとバイエルンが対戦した。
現在、ブンデスリーガでは2位ライプツィヒと勝ち点差2で首位に立つバイエルン。昨年9月27日のホッフェンハイム戦以来負けがない王者は、7位ボルシアMGとの対戦に向け、FWロベルト・レヴァンドフスキ、FWレロイ・サネ、FWドウグラス・コスタらをスタメン起用した。
試合は21分、ペースを掴んだアウェイのバイエルンが先制。エリア内でボルシアMG守備陣のハンドを誘うと、これで獲得したPKをレヴァンドフスキがきっちりと決めた。さらにその後の26分には、レオン・ゴレツカがエリア外から右足で強烈なシュートを決め、早くもリードを2点に広げることに成功した。
王者バイエルンがまたもその実力を見せつける試合となるかに思われたものの、ここからボルシアMGの反撃が始まる。35分、裏へ抜け出したヨナス・ホフマンが左足でゴールに流し込み、1点を返す。さらに前半終了間際の45分には、ラース・シュティンドルのスルーパスでまたしても抜け出したホフマンが、ゴール前での一対一を確実に制してまたしてもネットを揺らし、前半のうちに試合を振り出しに戻した。
後半に入ってもその勢いが止まらないボルシアMGは49分、敵陣でのボール奪取からホフマンがラストパスを送ると、最後はフロリアン・ノイハウスが右足を振り抜く。これがGKマヌエル・ノイアーの壁を破ってゴール右に突き刺さり、ついに2点ビハインドからの逆転を果たした。
2点のリードをひっくり返されたバイエルンは、再逆転に向けた切り札としてFWキングスレイ・コマンを投入。ここから攻撃の手を強めていくも、ボルシアMG守備陣の懸命のディフェンスにもあい、なかなか崩しきることができない。スコアの動かないまま、時計の針だけが進んでいく展開となった。
試合はこのまま終了。バイエルンは第2節以来の敗北となり、2位ライプツィヒが勝利すれば首位陥落となることとなった。一方で逆転勝利を収めたボルシアMGは、今季6勝目をあげ上位争いに名乗りを上げる形となった。
次節、ボルシアMGは16日にアウェイでシュツットガルトと、バイエルンは17日にホームでフライブルクと対戦する。
【得点者】
0-1 21分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)
0-2 26分 レオン・ゴレツカ(バイエルン)
1-2 35分 ヨナス・ホフマン(ボルシアMG)
2-2 45分 ヨナス・ホフマン(ボルシアMG)
3-2 49分 フロリアン・ノイハウス(ボルシアMG)
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト