ドイツ代表を率いるヨアヒム・レーヴ監督がベテラン3選手の復帰を示唆している。28日、ドイツメディア『Sportschau』が伝えた。
レーヴ監督は『Sportschau』のインタビューに応じ、今年6月11日から7月11日にかけて行われるEURO2020に向けてバイエルンのFWトーマス・ミュラー、同クラブのDFジェローム・ボアテング、ドルトムントのDFマッツ・フンメルスの復帰を示唆した。EURO2020は本来、昨年6月から7月にかけて開催される予定だったが、新型コロナウィルスの感染拡大防止のために1年延期することが決まっていた。
ドイツ代表は昨年11月17日に行われたUEFAネーションズリーグのグループAのスペイン代表戦で0-6と歴史的な大敗。これによりレーヴ監督には批判が集まり、2018年末から代表から離れているベテラン選手の復帰を求める声が高くなっていた。同監督は一貫して上記3選手の復帰に否定的だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を現在も強く受ける状況で、インタビューのなかで以下のように言及している。
「変化を始めるのであれば、決してそれを断ち切ったり逆戻りしたりするべきではない。だが、パンデミックが我々からほぼ1年を奪っているのは事実だ。どうしても必要な場合はそのような変化を中断すべきかどうかを考え、私やコーチが、スポーツ面でもチームを統率する意味でもエネルギーをもたらす選手が必要だという意見であれば、(復帰は)考えられることだ」
レーヴ監督は5月までは最終的な決断は下さないとしているが、果たしてベテラン3選手が代表に復帰することはあるだろうか。
By サッカーキング編集部
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