テルジッチ氏がドルトムントのTD就任 [写真]=Getty Images
ドルトムントは29日、エディン・テルジッチ氏がテクニカル・ディレクター(TD)に就任することをクラブ公式サイトで発表した。任期は2025年6月30日まで。
2020-21シーズンまでドルトムントの暫定監督を務めていたテルジッチ氏は、新シーズンからチームを率いるマルコ・ローゼ新監督のアシスタントコーチ就任や他クラブの監督を務める可能性が伝えられていた。本人の希望によりコーチングスタッフには残らず、今後はTDとして、「チームを作り、選手を発掘し、下部組織との連携を図り、レンタル選手のケアを行なっていく」ことになる。
現在38歳のテルジッチ氏は2010年からドルトムントのスタッフとなり、各年代のユースチームのコーチや監督、クラブのスカウトなどを歴任。一時期はスラヴェン・ビリッチ氏の右腕としてベシクタシュやウェストハムでアシスタントコーチを務めてきたが、2018年にルシアン・ファヴレ前監督のアシスタントコーチとしてドルトムントに復帰した。
2020年12月、成績不振によりファヴレ氏が解任されると、テルジッチ氏が監督に就任。チームを立て直し、DFBポカール優勝と21-22シーズンのチャンピオンズリーグ出場権獲得に導いた。
ミヒャエル・ツォルクSD(スポーツ・ディレクター)は、「もともと、エディン・テルジッチの将来については、別の計画があった」とコメント。一方で「彼がTDとして働くことで、クラブ全体が大きな利益を得られると確信しています。私たちは、ドルトムントにとっての真の解決策を見つけたのです」と、新たな役職でのテルジッチ氏の働きに期待を寄せている。
By サッカーキング編集部
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