レーヴ氏が選手のワクチン接種に自論 [写真]=Getty Images
ドイツ代表前監督のヨアヒム・レーヴ氏が、新型コロナウイルスのワクチン接種について自論を展開した。23日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えた。
ドイツでは現在、新型コロナウイルスの新規感染者数が急増中。同国のイェンス・シュパーン保健相が「この冬が終わるころには、ドイツでは全員がワクチン接種を済ませているか、回復しているか、亡くなっているかのいずれかだ」と発言するなど、同国内ではワクチン接種への圧力が高まっている。
スポーツ選手のワクチン接種を義務化すべきかとの声もあるなか、影響をひときわ受けているのがバイエルンだ。ドイツ代表DFニクラス・ズーレら2選手が陽性のなか、ワクチン接種への懸念を表明していたドイツ代表MFジョシュア・キミッヒなど、ワクチン未接種の5選手が陽性者の濃厚接触者として隔離されている。20日付のドイツ紙『ビルト』では、「バイエルンはワクチン未接種の選手に対し、隔離期間中の給与を支払わないことを決定した」とも報じられていた。
そんななか、今夏まで約15年間にわたってドイツ代表を率いたレーヴ氏が、ワクチン接種の問題に言及。同氏は『スカイスポーツ』に対し、自身がワクチン賛成派であることを明かしたが、「みんなに接種を進めることもできるが、決めるのは個人だ。(接種に反対の人がいるのなら)それを受け入れるしかない」と、接種の義務化には慎重な姿勢を示した。
一方でレーヴ氏は、「サッカー界には一定の責任がある」として選手に接種を促している。「私が言えるのは意見だけだが、パンデミックから抜け出したいのなら、接種は必要不可欠だ」
By サッカーキング編集部
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