ドルトムントがヴォルフスブルクに逆転勝利 [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第13節が27日に行われ、ヴォルフスブルクとドルトムントが対戦した。
試合開始早々の2分、ヴォルフスブルクが先制する。自陣左サイドからジョン・アンソニー・ブルックスが逆サイドへと大きく展開し、リドル・バクがボールを収める。バクはドディ・ルケバキオとの連係で右サイドの深い位置に侵入し、ペナルティエリア右から浮き球で折り返す。これをゴール前のワウト・ウェクホルストが胸で押し込んだ。
ドルトムントは32分、ドリブルで仕掛けたマルコ・ロイスがマクサンス・ラクロワに倒され、PKを獲得する。キッカーのエムレ・ジャンは相手GKの逆を突いて成功させ、ドルトムントが試合を振り出しに戻す。
同点で折り返すと、ドルトムントは47分に決定機を迎える。ペナルティエリア左でこぼれ球に反応したニコ・シュルツが左足で鋭いボレーシュートを放つが、惜しくも左ポストに阻まれた。
ドルトムントは55分に逆転する。左でロイスの縦パスを受けたドニエル・マレンは、ドリブルで中央へ切り込む。ペナルティエリア手前で右足を振り抜き、ゴール左下へと突き刺した。前節ブンデスリーガ初得点を挙げたマレンは、24日に行われたチャンピオンズリーグのスポルティング戦でも得点を挙げており、公式戦3試合連続ゴールとなった。
追いかける展開となり攻勢を強めるヴォルフスブルクは、67分に決定機が訪れる。ルケバキオが右サイドを突破し、角度のないところで左足を振り抜く。これが相手GKグレゴール・コーベルに防がれると、こぼれ球をルカ・ヴァルトシュミットが押し込もうとしたが、相手DFマヌエル・アカンジにブロックされた。
ドルトムントは81分にリードを広げる。左サイドからユリアン・ブラントがゴールに向かうクロスを送ると、途中出場のアーリング・ハーランドが難しい体勢ながらも左足アウトを使って合わせた。負傷欠場が続いていたハーランドは、公式戦8試合ぶりの出場となった復帰戦で、今季リーグ戦10ゴール目をマークした。
試合はこのまま終了。ヴォルフスブルクはリーグ戦4試合ぶりの黒星となり、フロリアン・コーフェルト体制でのリーグ戦初黒星を喫した。ドルトムントは2連勝で勝ち点を「30」に伸ばし、暫定首位に浮上した。
次節、ヴォルフスブルクは12月4日にアウェイでマインツと、ドルトムントは同日にホームでバイエルンと対戦する。
【得点者】
1-0 2分 ワウト・ウェクホルスト(ヴォルフスブルク)
1-1 35分 エムレ・ジャン(ドルトムント)
1-2 55分 ドニエル・マレン(ドルトムント)
1-3 81分 アーリング・ハーランド(ドルトムント)
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト