初ゴールを挙げた田中碧 [写真]=picture alliance via Getty Images
デュッセルドルフ(ドイツ2部)に所属する日本代表MF田中碧が、加入後初ゴールの喜びを語った。クラブ公式YouTubeチャンネルが伝えている。
田中は9日に行われたブンデスリーガ2部第29節ハンザ・ロストック戦に先発出場。13分に先制点を挙げると、後半アディショナルタイム3分には味方の得点をお膳立てし、3-0の快勝に貢献した。なお、同試合ではU-21ドイツ代表MFアペルカンプ真大が2点目を挙げている。
昨年6月に川崎フロンターレからの期限付き移籍で加入して以降、公式戦25試合に出場しており、待望の初ゴールと初アシストを記録することになった。「やっとチームの力になれて、すごく嬉しいです」と喜びを語った田中は、ゴールとアシストの場面を次のように振り返っている。
「常に点を取りたい思いは持っています。ルーヴェン(・ヘニングス)がうまくスルーしてくれて、あとはカルト(・ナレイ)のボールもよかったので、しっかり相手を見て決めるだけでした。彼のパスに感謝したいと思います。(ホームスタジアムでは名前の大歓声があったが、)日本では味わえない体感だったので、初ゴールをホームで決められて嬉しいです」
「アシストできたのは嬉しいですけど、彼(ナレイ)のシュートがすごかったので、アシストをつけてもらったという感じです」
今年11月から開幕するFIFAワールドカップカタール2022のメンバー入りに向けて、継続して結果を残していきたいところ。田中は「まずはここで結果を残すことがW杯に出られる選手、選ばれる選手になると思うので、ここでしっかりと活躍をして、W杯に出られるように、まずはそこに立てるように頑張りたいと思います」と意気込みを示した。また、ドイツとグループステージで同組になったことについては、「すごく楽しみです(笑)」と語っている。
続けて、田中は周囲とのコミュニケーションにも言及。「(ロッカールームでは)基本、英語ですね。ドイツ語はちょっと難しいので、今のところは英語でコミュニケーションを取っています。(デュッセルドルフは日本人も多いコミュニティだが、)いろいろな人に助けてもらっているので、そのおかげで今日も点を取れたと思っていますし、ここまで来られているのかなと思います」とコメントしている。
田中は最後に、今シーズンのクライマックスに向けてコメント。「まずしっかり準備して、連勝することが大事だと思うので、残り試合は少ないですけど、そこにまたしっかりと結果を残せるように頑張りたいと思います。しっかりと勝ち点を稼げるよう、1個でも上に行けるよう、頑張ります」と、一つでも上の順位でシーズンを終えることを誓った。
勝ち点「36」で暫定12位のデュッセルドルフは次節、DF室屋成が所属するハノーファーと16日に対戦する。
By サッカーキング編集部
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