ダルムシュタットとシャルケが対戦した [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ2部第30節が17日に行われ、4位ダルムシュタットと首位シャルケが対戦した。シャルケの日本代表DF板倉滉はダブルボランチの一角で先発出場した。
試合の均衡が破れたのは11分、ホームのダルムシュタットが先制する。左からのクロスに合わせたフィリップ・ティーツのヘディングシュートは右ポストを叩いたが、こぼれ球をティーツ自ら押し込んだ。
シャルケは14分に試合を振り出しに戻す。右サイドからロドリゴ・サラサールがクロスを送ると、ニアのマリウス・ビュルターが頭ですらし、ゴール前のシモン・テローデが頭で押し込んだ。29分には左サイドからサラサールが右足でクロスを送り、相手DFに競り勝ったテローデがヘディングシュートを突き刺して逆転する。
ダルムシュタットは34分、右からのクロスにティーツが頭で合わせて同点に追いつく。それでもシャルケは42分、ビュルターが勝ち越しゴールを挙げ、リードで前半を終える。
47分にダルムシュタットのゴールがオフサイドで取り消されると、48分にシャルケがリードを広げる。GKがロングボールを前方に放り込み、ヴィクトル・パルションがヘディングでゴール前にボールを送る。これに反応したビュルターは相手DFと入れ替わり、胸トラップで相手GKをかわしてゴールに流し込んだ。
62分、シャルケが点差を3点に広げる。テローデの浮き球パスから右サイドの深い位置に抜け出したビュルターは、鋭い切り返しで相手をかわし、ペナルティエリア右に侵入。角度のないところから左足を振り抜き、ゴール左下に突き刺してドライアーパック(1試合3得点)を達成した。
なんとか1点でも返したいダルムシュタットは89分、ペナルティエリア中央でこぼれ球に反応したパトリック・ファイファーが右足を振り抜くが、シュートは板倉の顔面ブロックに阻まれる。試合はこのまま終了し、シャルケが5-2で打ち合いを制した。
一方、同時刻に行われた2位ブレーメンと5位ニュルンベルクの対決は1-1のドローに終わった。この結果、5連勝を収めたシャルケは、ブレーメンと勝ち点差「2」の勝ち点「56」で首位となっている。
次節は23日に行われ、ダルムシュタットはザンクト・パウリと、シャルケはブレーメンと対戦する。
【得点者】
1-0 11分 フィリップ・ティーツ(ダルムシュタット)
1-1 14分 シモン・テローデ(シャルケ)
1-2 29分 シモン・テローデ(シャルケ)
2-2 34分 フィリップ・ティーツ(ダルムシュタット)
2-3 42分 マリウス・ビュルター(シャルケ)
2-4 48分 マリウス・ビュルター(シャルケ)
2-5 62分 マリウス・ビュルター(シャルケ)
■ブンデスリーガ2部・上位順位表
※()内は勝ち点/得失点差
1位 シャルケ(56/+28)
2位 ブレーメン(54/+15)
=========自動昇格圏=========
3位 ザンクト・パウリ(53/+15)
=====昇格・降格入れ替え戦出場圏=====
4位 ダルムシュタット(51/+16)
5位 ニュルンベルク(50/+6)
6位 ハンブルガーSV(48/+24)
■シャルケ 今後の対戦カード
第31節 4月23日 ブレーメン(H)
第32節 4月29日 ザントハウゼン(A)
第33節 5月7日 ザンクト・パウリ(H)
最終節 5月15日 ニュルンベルク(A)
By サッカーキング編集部
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