ドルトムントとディナモ・キーウは26日、ドルトムントの本拠地であるシグナル・イドゥナ・パルクでウクライナ支援を目的とした慈善試合を開催。3万5000人の観客が集まり、40万ユーロ(約5400万ユーロ)の寄付金が集まった。
試合は開始4分、左サイドでボールを持ち上がったアーリング・ハーランドのアシストからジェイミー・バイノー・ギテンスがゴールネットを揺らし、ドルトムントが先制。しかし、ディナモ・キーウもすぐさま反撃を試みる。9分に左サイドでミコラ・シャパレンコがボールを持ち上がると、最後はボックス左からヴィタリー・ブルヤスキーがゴール右にコントロールショットを沈めて同点とした。
さらに直後の11分には裏のスペースに抜け出したヴラディスラフ・ヴァナトがDFと競り合いながらシュートを流し込んでディナモ・キーウが逆転。さらに17分にはアルテム・ドフビクがPKを獲得したが、シャパレンコのシュートはGKにストップされた。30分には、約2カ月前に戦火を逃れ、現在はドルトムントのU23チームでトレーニングを受けているアラン・アウシが交代出場。35分には再びボックス右でパスを受けたヴァナトが冷静にシュートを決めてリードを広げた。
ドルトムントは65分、トム・ローテがクロスに合わせて1点差としたが、試合はそのまま終了。ディナモ・キーウが3-2で勝利し、黄色と黒ではなく、黄色と青で彩られたスタンドのファンからは両チームに惜しみない拍手が送られた。慈善試合の収益は全額がウクライナへの支援に充てられる。
By サッカーキング編集部
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