ドルトムントの新監督に就任したテルジッチ氏 [写真]=Getty Images
ドルトムントは23日、テクニカル・ディレクター(TD)を務めていたエディン・テルジッチ氏がトップチームの指揮官に就任することを発表した。なお、契約期間は2025年6月30日までの3年契約となった。
ドルトムントは昨年夏にマルコ・ローゼ監督を招へいし、今シーズンのブンデスリーガでは22勝3分け9敗、勝ち点「69」の2位で終えた。しかし、今月20日に双方合意のもとで同監督の退任が発表。注目されていた後任にはTDを務めていたテルジッチ氏が就任することが決定した。
現在39歳のテルジッチ氏は2010年からドルトムントのスタッフとなり、各年代のユースチームのコーチや監督、クラブのスカウトなどを歴任。一時期はスラヴェン・ビリッチ氏の右腕としてベシクタシュやウェストハムでアシスタントコーチを務めてきたが、2018年にルシアン・ファヴレ前監督のアシスタントコーチとしてドルトムントに復帰した。
2020年12月、成績不振によりファヴレ氏が解任されると、テルジッチ氏が暫定監督に就任。チームを立て直し、DFBポカール優勝と21-22シーズンのチャンピオンズリーグ出場権獲得に導いた。ローゼ監督就任後は本人の希望によりコーチングスタッフには残らず、TDに就任していた。
就任が決定したテルジッチ氏はクラブ公式サイトで、「今では、多くの人が私の人生でドルトムントがどれほど重要であるかを知っていると思う。だからこそ、ハンス・ヨアヒム・ヴァツケ(CEO)やミヒャエル・ツォルク(SD)、セバスティアン・ケール(SD)が私を信頼して、この大きな責任を与えてくれたことに心から感謝している。私たちはチームとクラブ全体を成功させるために毎日全力を尽くす」と意気込みを語った。
By サッカーキング編集部
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