フラーフェンベルフのバイエルン加入が正式決定 [写真]=Getty Images
バイエルンは13日、アヤックスからオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフを完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2027年夏までの5年間となっている。
ヨーロッパの強豪からの注目が報じられていたフラーフェンベルフの新天地が、バイエルンに決まった。移籍市場に詳しいイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、移籍金はボーナス込みで2500万ユーロ(約35億円)となる模様だ。また、契約には売却条項が含まれており、今後バイエルンが同選手を他クラブに売却する際には移籍金の7%がアヤックスに支払われることとなる。なお、バイエルンは今夏にアヤックスを退団したモロッコ人DFヌサイル・マズラウィをフリーで獲得しており、今オフ2人目の補強となっている。
フラーフェンベルフは2002年5月16日生まれの現在20歳。アヤックスのアカデミー育ちで、2018年9月に16歳でトップチームデビューを飾った。2020-21シーズンは定位置を確保し、エールディビジ32試合に出場して3得点を挙げた。2021-22シーズンも主力として活躍を続け、クラブのエールディビジ連覇に大きく貢献していた。アヤックスでは公式戦通算で103試合に出場し12ゴールをマークしている。
オランダ代表としては2021年3月に初めてピッチに立った。EURO2020のメンバーにも選出されており、これまで国際Aマッチ通算で10試合出場1ゴールを記録している。
加入に際し、フラーフェンベルフはバイエルンのクラブ公式HPにてコメントを発表。「バイエルンからのオファーを聞いて、即決だった。世界でも有数のビッグクラブで、世界中からこのクラブでプレーするために選手が集まってくる。僕は多くのタイトルを獲得するためにミュンヘンに来た。バイエルンはタイトルを獲得することに慣れている。チャンピオンズリーグ優勝を含めて、全てが可能だ」と、加入に至った経緯と今後の意気込みを語った。
また、ハサン・サリハミジッチSD(スポーツ・ディレクター)は「彼はこのクラブに多くのものを与えてくれるだろう。ヨーロッパでも優れた才能の持ち主。素晴らしいテクニックを持ち、狭いスペースでも常に最適解を見出せる、非常にダイナミックな選手だ。ゴールを脅かすこともできる。彼がバイエルンを選んだということは、我々のクラブが彼に与えるチャンスに納得してくれたということだ。彼のメンタリティは魅力的だね。我々は彼と一緒に多くの成功を成し遂げられると確信している」と話し、フラーフェンベルフの才能を高く評価している。
オリヴァー・カーンCEO(最高経営責任者)も「彼は若くて才能豊かな選手だ。ヨーロッパの多くのトップクラブが契約を望んでいただろう。彼がバイエルンを選んだのは、常に高いレベルで成長できるからだ。彼のような資質を持った選手は、バイエルンの今後歩みにとって重要な存在になる」と話した。
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By サッカーキング編集部
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