フランクフルトがゲッツェを獲得した [写真]=Getty Images
MF長谷部誠とMF鎌田大地が所属するフランクフルトは、PSVから元ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェを完全移籍で獲得した。21日にクラブ公式サイトで発表している。
ゲッツェとPSVの契約は2024年夏まで残っていたが、フランクフルトが400万ユーロ~480万ユーロ(約5億7000万円~約6億9000万円)と報じられている契約解除条項を発動。2025年6月30日までの契約を結んだ。
現在30歳のゲッツェはドルトムントの下部組織出身。2009年11月に17歳でトップチームデビューを飾り、2012年の国内二冠や2013年のチャンピオンズリーグ準優勝などに貢献した。2013年夏に宿敵バイエルンに移籍すると、ブンデスリーガ3連覇などを経験。また、FIFAワールドカップブラジル2014決勝では、決勝ゴールを挙げてドイツ代表を優勝に導いた。
2016年夏にドルトムントへの復帰を果たしたものの、2017年に代謝異常が判明。その影響もあって思うように出場機会を得られず、2020年夏に契約満了で同クラブを退団した。PSVにフリートランスファーで加入すると、オランダの地で復活を遂げ、2021-22シーズンは公式戦52試合の出場で12ゴール11アシストを記録した。
発表に際し、ゲッツェはフランクフルトのクラブ公式サイトを通じ、「このクラブは桁外れの発展を遂げ、野心的な道を進み始めた。その道を僕もこれから一緒に歩むことができる。このクラブには素晴らしいベースがある。スタジアム、ファン、そして街…。すべてが僕にピッタリだ。ブンデスリーガに戻ることが楽しみだよ。しかもチャンピオンズリーグでプレーする機会もあるからね」と喜びのコメントを残している。
2021-22シーズンのヨーロッパリーグを制して来季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得したフランクフルトにとっては、今夏9人目の補強となる。これまでにフランス人FWランダル・コロ・ムアニやカメルーン代表DFジェローム・オンゲネらをフリートランスファーで獲得し、レンタルで加入していたノルウェー代表FWイェンス・ペッター・ハウゲとクロアチア代表MFクリスティヤン・ヤキッチを買い取っている。
By サッカーキング編集部
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