堂安律がフライブルクに完全移籍 [写真]=兼子愼一郎
フライブルクは5日、PSVから日本代表MF堂安律が加入することを発表した。なお、契約内容は開示しないことで合意しているとフライブルクは合わせて発表している。
現在24歳の堂安はガンバ大阪の育成組織出身で、2015年6月3日にクラブ史上最年少となる16歳11カ月18日でJ1デビューを果たした。2017年7月にフローニンゲン(オランダ)へと期限付き移籍すると、1年目の2017-18シーズンはエールディヴィジで9ゴールを記録し、2018年夏から完全移籍に移行。2シーズン目も結果を残し、2019年8月に名門PSVへのステップアップを果たした。
しかし、PSVでの1年目は出場機会を思うように得られず、2020-21シーズンはビーレフェルトに期限付き移籍。ブンデスリーガ全34試合に出場して5ゴール3アシストを記録し、チームの1部残留に大きく貢献した。
21-22シーズンはPSVに復帰して公式戦39試合に出場。11ゴール3アシストを記録し、KNVBベーカー(国内カップ戦)優勝に貢献した。
また、日本代表では各世代別のエースとして活躍し、2018年9月にA代表デビューを果たした。日本代表ではこれまで26試合に出場して3ゴールを記録している。11月に開幕するFIFAワールドカップカタール2022の最終メンバー入りを目指し、ドイツを新天地に選んだ。
堂安の新天地となるフライブルクは1904年に創設され、1993年にブンデスリーガ初昇格を果たして以降は1部の常連となった。なお、2010年8月から2012年2月にかけては、元日本代表FW矢野貴章(現栃木SC)も在籍していた。
安定した経営と育成に定評があり、2021年10月からは最新鋭の『オイローパ・パルク・シュタディオン』を本拠地としている。メジャータイトルを獲得したことはないものの、21-22シーズンのDFBポカールでは準優勝を果たした。さらに同シーズンはブンデスリーガを6位で終え、22-23シーズンのヨーロッパリーグ(EL)本戦出場権を獲得している。
By サッカーキング編集部
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