バイエルンについて言及したボアテング [写真]=Getty Images
リヨンの元ドイツ代表DFジェローム・ボアテングが、かつてプレーしていたバイエルンについて語った。24日、ドイツ誌『kicker』が伝えている。
現在33歳のボアテングはヘルタ・ベルリンの下部組織出身で、2006-07シーズンにトップチーム昇格。その後、ハンブルガーSV、マンチェスター・Cを経て、2011年夏にバイエルンへと加入した。在籍10シーズンでクラブ公式戦通算363試合に出場し10得点25アシストを記録。2013-14シーズンの3冠(ブンデスリーガ、DFBポカール、チャンピオンズリーグ)達成を筆頭に25タイトル獲得に貢献した。
2021年夏にバイエルンとの契約満了に伴い、同クラブを退団したボアテングは新天地としてフランス・リヨンでのプレーを決断。2021-22シーズンのリーグ・アン24試合に出場した同選手は、来夏に現行契約満了が迫っていることについて触れ「この手の話題は尽きないね。ヨーロッパでのプレーは、さまざな面で想像がつく。ドイツもそのひとつだ。素晴らしいチームと素晴らしいファンを持つリーグだから。ブンデスはノーマークではない」と自身の去就に言及した。
またボアテングは、“絶対的なエース”ロベルト・レヴァンドフスキが退団したバイエルンについて「レバンドフスキのゴール、ピッチ上での貪欲さが失われるだろう」と懸念。その一方で、ユヴェントスから加入したDFマタイス・デ・リフトについては「とてもいいやつで、実直だ。彼の資質がそれを物語っているね。バイエルンでさらに成長し、ワールドクラスのディフェンダーへの道を歩み続けるだろう」と期待を寄せた。
2021年夏にレアル・マドリードへ移籍したDFダヴィド・アラバ。かつての“戦友”について、ボアテングは「ダヴィドがクラブを去ったという事実は、バイエルンにとって確かに痛手だった。でも、彼にとっては間違いなく価値のあること。昨シーズンを見れば、“もし”や“しかし”を抜きにして、そう言えるはずだ」と昨季チャンピオンズリーグ優勝を成し遂げた“白い巨人”で不動の地位を築いたD・アラバのプレーぶりを称賛している。
By サッカーキング編集部
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