バイエルンが3年連続のスーパー杯制覇 [写真]=Getty Images
DFLスーパーカップが30日に行われ、バイエルンとライプツィヒが対戦した。
昨シーズンも圧倒的な強さでブンデスリーガ王者に輝いたバイエルンは、今年で11年連続の出場に。一方、昨シーズンのDFBポカールを制したライプツィヒは、シーズン開幕を告げるスーパーカップに初めて参戦した。
バイエルンは補強の目玉でもあるサディオ・マネを早速スタメン起用。トーマス・ミュラー、セルジュ・ニャブリ、ジョシュア・キミッヒらが先発入りし、新戦力のマタイス・デ・リフト、ノゼア・マズラウィ、ライアン・フラーフェンベルフはベンチからのスタートに。一方、ライプツィヒは昨季リーグの最優秀選手賞(MVP)に輝いたクリストファー・エンクンクを筆頭に、ケヴィン・カンプルやコンラッド・ライマーらがスタメンに名を連ねた。
試合の均衡が破れたのは14分。ペナルティエリア内でボールを拾ったジャマール・ムシアラが自らフィニッシュまで持ち込み、相手DFの股を抜く一撃を鎮める。バイエルンが先手を取った。
31分にはバイエルンに追加点。スルーパスに抜け出したニャブリが中央へ折り返すと、フリーで待っていたマネが押し込み、バイエルン移籍後の公式戦初出場で初ゴールを記録。45分にはムシアラの折り返しから最後はベンジャマン・パヴァールが左足でシュートを流し込み、バイエルンが前半だけで3点をリードした。
後半に入るとライプツィヒも反撃へ。59分、左コーナーキックからマルツェル・ハルステンベルクがヘディングシュートを沈めて1点を返す。しかし、バイエルンは攻撃の手を緩めない。66分、ミュラーのシュートのこぼれ球をニャブリが叩き込み、再びリードを3点に広げた。
諦めないライプツィヒは77分にエンクンクのPKで1点を返すと、89分にはドミニク・ショボスライのパスを受けたダニ・オルモがペナルティエリア内に侵入し、右足でニアサイドを射抜く。これで試合は1点差となった。
それでも、バイエルンは90分、カウンターの流れからレロイ・サネが対峙するDFをかわし、左足で落ち着いてシュートを決める。試合はこのままタイムアップを迎え、合計5得点を奪ったバイエルンが撃ち合いを制し、10度目のDFLスーパーカップ制覇を成し遂げた。
ブンデスリーガはまもなく開幕を迎え、バイエルンは5日に鎌田大地、長谷部誠の所属しているフランクフルトと敵地で対戦する。一方、ライプツィヒは7日に遠藤航、伊藤洋輝が在籍するシュツットガルトと同じく敵地でぶつかる予定だ。
【得点者】
0-1 14分 ジャマール・ムシアラ(バイエルン)
0-2 31分 サディオ・マネ(バイエルン)
0-3 45分 ベンジャマン・パヴァール(バイエルン)
1-3 59分 マルツェル・ハルステンベルク(ライプツィヒ)
1-4 66分 セルジュ・ニャブリ(バイエルン)
2-4 77分 クリストファー・エンクンク(PK/ライプツィヒ)
3-4 89分 ダニ・オルモ(ライプツィヒ)
3-5 90分 レロイ・サネ(バイエルン)
【スターティングメンバー】
ライプツィヒ(3-4-3)
GK:グラーチ
DF:シマカン(79分 ノボア)、オルバン、ハルステンベルク
MF:クロスターマン、ライマー、カンプル(52分 オルモ)、ヒンリヒス
FW:ショボスライ(90+1分 ハイダラ)、フォルスベリ(52分 A・シルヴァ)、エンクンク
バイエルン(4-2-3-1)
GK:ノイアー
DF:パヴァール(79分 マズラウィ)、ウパメカノ(79分 デ・リフト)、L・エルナンデス、A・デイヴィス
MF:ザビツァー、キミッヒ、ニャブリ(79分 サネ)、ミュラー(68分 フラーフェンベルフ)、ムシアラ(60分 コマン)
FW:マネ
By サッカーキング編集部
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