ベンフィカ移籍希望の鎌田大地(左)と残留望むグラスナー監督(右) [写真]=Getty Images
フランクフルトに所属する日本代表MF鎌田大地は、ポルトガルの名門ベンフィカに移籍する可能性があるようだ。28日、ドイツメディア『スカイ』が報じた。
報道によると、鎌田本人はベンフィカとすでに個人条件で合意しており、同クラブへの移籍希望をフランクフルトの上層部に伝えているという。フランクフルトのオリヴァー・グラスナー監督は鎌田の残留を熱望しているようだが、鎌田との契約は残り1年。同選手が契約延長に応じない限り、今夏がまとまった移籍金を得るラストチャンスとなる。
フランクフルトは今のところ売却を考えていないようだが、ベンフィカは鎌田の獲得に楽観的な模様。移籍金は1000万ユーロ〜1500万ユーロ(約13億7000万円〜約20億5000万円)が検討されているようだ。
現在26歳の鎌田は、2017年夏にサガン鳥栖からフランクフルトに完全移籍。2018-19シーズンに期限付き移籍したシント・トロイデンで結果を残し、2019-20シーズンからフランクフルトで主力として活躍している。これまで公式戦通算136試合に出場し、28ゴールを記録。昨季のヨーロッパリーグ優勝に貢献し、今季はブンデスリーガで2得点を挙げている。
鎌田の獲得を目指すベンフィカは、リーグ優勝37回、カップ戦優勝26回、リーグ杯優勝7回を誇り、いずれも国内最多。1961年と62年にはヨーロピアンカップ(現チャンピオンズリーグ)を連覇した。2021-22シーズンのプリメイラ・リーガは3位で終え、今季のCLには予選3回戦から出場。見事本戦へと勝ち上がり、グループステージではパリ・サンジェルマン、ユヴェントス、マッカビ・ハイファと対戦する。
フランクフルトに残った場合、CL本戦ではトッテナム、MF守田英正が所属するスポルティング、マルセイユと対戦する。今夏の移籍市場が閉じるまで残り4日。今年11月にはFIFAワールドカップカタール2022も控えるなか、鎌田の去就は果たしてどのようなものになるのだろうか。
By サッカーキング編集部
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