故郷での挑戦に意気込みを示したマルコ・ローゼ監督 [写真]=Getty Images
ライプツィヒを率いるマルコ・ローゼ新監督が、同クラブでの意気込みを語った。8日、クラブ公式サイトが伝えている。
ドメニコ・テデスコ監督の下で、2022-23シーズンを迎えたライプツィヒ。しかし、ブンデスリーガ開幕5試合で1勝2分2敗と低調なスタートとなると、6日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・グループF開幕節シャフタール戦で1-4の大敗を喫した。この結果を受けて、クラブに初のメジャータイトルをもたらしたテデスコ監督を解任。後任として、マルコ・ローゼ新監督の招へいを発表した。
ライプツィヒ生まれのマルコ・ローゼ監督にとっては、地元のクラブを指揮する挑戦について「すべてがあっという間だったよ。ザルツブルクの友人宅でチャンピオンズリーグの試合を観戦していた。美しく、素晴らしい試合を見ていたその時、電話が鳴ったんだ。契約合意に至るまでに時間はかからなかった。ここ数カ月は自由な時間が多かったし、今なら多少のストレスを感じても大丈夫」と告白。続けて「この3ヶ月間、この街に住んでいて、クラブやチームの質について十分な情報を得ることができた。すぐにでもスタートを切れることが嬉しい」と胸中を明かしている。
また、マルコ・ローゼ監督は「選手時代に優れた監督の下でプレーできたことは、とても幸運だった。ヨアヒム・ステフェンスもその一人で、サッカー面だけではなく、人間性という部分でも多くのものを与えてくれた監督だ。彼は、私に正しい道を示してくれた。今でも頻繁に連絡を取り合う仲なんだ」と回顧。さらに「ユルゲン・クロップ、トーマス・トゥヘル、ラルフ・ラングニック…攻撃的なアプローチを好む素晴らしい監督たちにも恵まれていたよ。特に、ザルツブルクでは、コーチとして多くのことを学び、試合に対する良い考え方を身につけることができた」と“名将”から享受したものについて語った。
10日に行われるブンデスリーガ第6節でドルトムントと対戦するライプツィヒ。奇しくも、昨季まで指揮を取っていたドルトムントとの対戦について、マルコ・ローゼ監督は「私たちは皆、同じリーグでプレーしている。どのクラブでも起こり得ること」と一蹴しつつ、「チームがひとつになって成功を収めたい。こういう時は、雰囲気やムードが(チームを)成立させるんだ。全員がそのことを理解し、自信を持って取り組む必要がある。ドルトムント戦までの2日間で、ゲームプランの充実と理解を深めることに努めなければならない。今週末の試合で見てみたい、ピッチ上に表現したい原則について話し合うことが大切だ」とライプツィヒでの初陣に向けて、万全を期す姿勢を示している。
By サッカーキング編集部
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