ブンデス11連覇に向けて意気込みを示したナーゲルスマン監督 [写真]=Getty Images
バイエルンを率いるユリアン・ナーゲルスマン監督が、30日に行われるブンデスリーガ第8節レヴァークーゼン戦に向けて意気込みを示した。29日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
ナーゲルスマン政権2年目となる今季、前人未到の“ブンデス11連覇”を目指すバイエルン。開幕節でフランクフルトと対戦した同クラブは6-1で大勝すると、その勢いのまま開幕3連勝スタートを切った。しかし、第4節以降は3試合連続で引き分け。さらに17日、第7節アウクスブルク戦で今季初黒星を喫し、同節終了時点で勝ち点12の5位につけている。
順調な滑り出しから一転し、リーグ戦4試合未勝利と苦難に直面しているバイエルン。アウクスブルグ戦後には、“解任”の二文字が現地メディアなどで飛び交い始めたが、ナーゲルスマン監督は「いつも自問自答している。夜に鏡を見て、何が良かったのか、何が良くなかったのかを考えるよ。紙にメモをしたり、スマホで話したりして、次の日に同じ失敗を繰り返さないようにね」と明かしつつ、「今すぐ辞めようという考えはなかった。試合に勝てないのは気分が悪いし、何よりも、もう一度ドイツチャンピオンになりたいという気持ちがある」と“ブンデス王者”への覚悟を口にした。
また、シーズン序盤戦であることを強調したナーゲルスマン監督は「順位表を見れば、私たちに見合う場所にいないことは明らかだけど、あくまでもそこは最終的な立ち位置。そして、明日はまだ第34節ではない」と言及した。
最後に、ナーゲルスマン監督は「全試合を見て、いろいろと分析をした。それに、多くの旧友と話し合うことで、新たな地平を切り開くことができたよ」と告白。続けて「すべてを変える必要はない。ただ、いくつかのチャンスシーンを、私たちが活かせていなかっただけ。(修正する)時間は限られていたけど、世界トップクラスのチーム、世界トップクラスの選手という自負がある」と“バイエルン”を背負っていることを、チーム全員が自覚していると語っている。
ブンデスリーガ5試合ぶりの勝利を目指すバイエルンは30日、第8節でレヴァークーゼンを『アリアンツ・アレーナ(本拠地)』に迎える。
By サッカーキング編集部
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