吉田麻也はフル出場も、シャルケは連敗に [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第8節が10月2日に行われ、シャルケがアウクスブルクをホームに迎えた。
前節ドルトムントとの“ルールダービー”と落としたシャルケは、インターナショナルマッチウィーク明けの一戦で2試合ぶりの白星を狙う。スターティングメンバーには代表帰りの吉田麻也が入り、開幕戦からの全試合スタメン出場を継続した。
試合の均衡が破れたのは9分。敵陣でボール奪ったアウクスブルクは右サイドへ展開すると、アンドレ・ハーンがシンプルなクロスボールを供給する。このボールがファーサイドへ流れると、エルメディン・デミロヴィッチが狙い澄ましたコントロールショットを沈め、アウェイチームが先手を取った。
21分には再びアウクスブルク。シャルケのロングボールを跳ね返したところからボールを繋ぐと、左サイドへのロングパスにメルギム・ベリシャが反応。折り返しをデミロヴィッチが流し込み、リードを広げている。
ホームで負けられないシャルケも反撃へ。33分、自陣深い位置でパスカットしたトーマス・ウーワイアンが左サイドを持ち運び、アーリークロスを送る。反応したシモン・テロッデはボックス左に侵入したドミニク・ドレクスラーを使い、折り返しを左足で押し込んだ。前半はこのまま終了し、ハーフタイムに突入する。
後半に入るとシャルケが同点ゴールを記録。63分、自陣で相手クロスボールをクリアし、左サイドへ展開する。高い位置でボールを受けたドレクスラーは時間を作りつつ、追い越してきたトム・クラウスに預けると、クラウス自らゴールネットを揺らした。
70分にはアウクスブルクにアクシデント。空中戦で吉田と競り合ったベリシャが肘を当ててしまい、2枚目のイエローカードで退場処分に。残りの約20分間を数的不利で戦うこととなったアウクスブルクだったが、77分に絶好機が到来。敵陣でクリアボールを拾ったカルロス・グルエソが右に繋ぐと、ロベルト・グムニーのクロスボールからハーンがヘディングシュート。ファーサイドを狙った一撃がゴールに吸い込まれ、アウクスブルクが一歩前に出た。
その後はシャルケが前への人数を圧力を強めて同点を目指したものの、これ以上ゴールネットを揺らすことはできず。試合はこのままタイムアップを迎え、アウクスブルクがブンデスリーガ3連勝を記録した。一方、シャルケはホームで今季初の連敗を喫している。
次節、シャルケは8日に敵地でレヴァークーゼンと対戦する。一方、アウクスブルクは同じく8日にヴォルフスブルクをホームに迎える予定だ。
【得点者】
0-1 9分 エルメディン・デミロヴィッチ(アウクスブルク)
0-2 21分 エルメディン・デミロヴィッチ(アウクスブルク)
1-2 33分 シモン・テロッデ(シャルケ)
2-2 63分 トム・クラウス(シャルケ)
2-3 77分 アンドレ・ハーン(アウクスブルク)
By サッカーキング編集部
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