ゴールを挙げてチームに勝ち点1をもたらしたムココ(左)とモデスト(右)
ブンデスリーガ第9節が8日に行われ、勝ち点15で並ぶ4位・ドルトムントと3位・バイエルンが対戦した。
今季最初の“デア・クラシカー”は、序盤から拮抗した試合展開に。先にゴールへと迫ったのはホームのドルトムントだったが、GKマヌエル・ノイアーの牙城を崩しきれない。
すると33分、ゴール正面ボックス手前でマイナスのパスを受けたレオン・ゴレツカが右足でシュート。コントロールされたグラウンダーのボールがゴール左隅に決まり、アウェイのバイエルンが先手を奪った。
対するドルトムントも反撃に出るが、ドニエル・マレンの好機もノイアーに阻まれ、1点ビハインドのまま後半へ。後半の序盤はドルトムントが攻勢に出るが得点には至らず、逆に53分、ゴール正面の位置にこぼれたボールを拾ったレロイ・サネが左足を一閃。低い弾道の強烈な無回転シュートがGKの手を弾いてネットを揺らし、アウェイチームがリードを広げた。
その後は一進一退の攻防が続き、お互いに粘り強い守備で応戦。しかし73分、ドルトムントの期待の新星が躍動する。中盤でボールを持った17歳のユスファ・ムココがアントニー・モデストにパスを送り、ボックス内へ。リターンパスを受けると、足下深くに入ってしまったボールを左足でゴール左に決め、1点差に迫った。
83分には途中出場のカリム・アデイェミが右サイドを突破して決定的なアーリークロスをゴール前に供給。しかし、モデストが合わせきれずに同点機を逃してしまう。その後、アデイェミの突破をファウルで止めたキングスレイ・コマンが2枚目のイエローカードで退場。数的優位な状況となったドルトムントがバイエルンゴールに迫ると、後半アディショナルタイムにCKの流れからこぼれ球を拾ったアデイェミがボックス右へ浮き球のパスを送り、これをゴールライン際で受けたニコ・シュロッターベックが左足でファーサイドにクロスを送り、モデストが頭でボールを押し込んだ。
結局、試合は2-2の引き分けという結果に終わり、勝ち点1を分け合うことに。次節、ドルトムントは首位のウニオン・ベルリンと、バイエルンは2位のフライブルクと、それぞれ対戦する。
【得点者】
0-1 33分 レオン・ゴレツカ(バイエルン)
0−2 53分 レロイ・サネ(バイエルン)
1-2 74分 ユスファ・ムココ(ドルトムント)
2-2 90+5分 アントニー・モデスト(ドルトムント)
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト