ドイツで成長を遂げてきた内野貴史 [写真]=Getty Images
デュッセルドルフは25日、U-21日本代表DF内野貴史とプロ契約を締結したことを発表した。
これまでデュッセルドルフⅡ(U-23チーム)に在籍していた内野は、2021-22シーズンはレギオナルリーガ・ヴェスト(ドイツ4部リーグ相当)で31試合に出場。さらに、ブンデスリーガ2部第26節のパーダーボルン戦ではスタメン出場を果たし、トップチームデビューも飾っていた。2022-23シーズンはここまでブンデスリーガ2部で1試合、レギオナルリーガ・ヴェストで1試合に出場している。なお、7月には左足首の前脛腓靭帯(ぜんけいひじんたい)を断裂していることが判明。手術を実施し、現在は長期にわたる負傷離脱からの復帰を目指している。
内野は2001年3月7日生まれの現在21歳。ジェフユナイテッド千葉の育成組織出身で、2018年にドイツへと渡り、デューレンの下部組織に入団した。翌年にアーヘンの下部組織へと移籍し、2020年9月にはトップチームデビュー。両サイドバックや守備的MFをこなすユーティリティ性を武器に定位置を確保した。2020-21シーズンのレギオナルリーガ・ヴェストでは、41試合中35試合に出場。主力としてチームを支えた。2021年7月よりデュッセルドルフⅡに加入。レギオナルリーガ・ヴェストを主戦場としながらトップチームにも帯同し、活躍の幅を広げていた。
プロ契約締結に際し、内野はデュッセルドルフのクラブ公式HPを通じてコメントを発表。「プロになるためにドイツに来たので、その夢が叶ったことを嬉しく思います。フォルトゥナはすごく居心地が良いですし、こうしてプロ契約を勝ち取れたことを誇りに思います。僕を信じ、選手として成長させてくれたクラブのみんなに感謝しています。ただ、ここがゴールではないので、またここから頑張ります!」と話した。
デュッセルドルフは2022-23シーズンのブンデスリーガ2部第13節を終えた段階で、6勝2分5敗と勝ち点「20」を積み上げている。現在は6位で、昇格プレーオフ出場圏内の3位ハンブルガーSVを勝ち点差「5」で追っている状況だ、なお、クラブにはMF田中碧とMFアペルカンプ真大も所属しており、今季トップチームとプロ契約を結ぶ3人目の日本人選手となった。
By サッカーキング編集部
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