シャルケの新監督に就任したトーマス・ライス氏 [写真]=Getty Images
日本代表DF吉田麻也が所属するシャルケは27日、トーマス・ライス氏が新監督に就任することを発表した。移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、契約期間は2024年6月末までの約2年間となっている。
昨季のブンデスリーガ2部を制して1年で1部に返り咲いたシャルケ。今シーズンは序盤から苦戦が続き、現在は1勝3分7敗・勝ち点「6」でリーグ最下位に沈んでいる。クラブは今月19日にフランク・クラマー前監督の解任を発表。その後、後任探しに着手していた。
新監督就任が発表されたライス氏はドイツ出身の現在49歳。現役時代にフランクフルトやボーフム、アウクスブルクなどでDFとして活躍した。引退後の2009年にボーフムのユーススカウトに就任。その後はアンダーカテゴリーの監督やトップチームのアシスタントコーチなどを務めた。2016年夏に一度ボーフムを離れ、U-19ヴォルフスブルクの監督に就任。2019年9月にトップチームの監督としてボーフムに復帰した。
1年目の2019-20シーズンはブンデスリーガ2部を8位で終えると、2年目の20-21シーズンは2部リーグを制覇。ボーフムを2009-10シーズン以来となる1部復帰に導いた。日本代表FW浅野拓磨らをチームに加えた21-22シーズンは、13位でブンデスリーガ残留に成功。しかし、今季はブンデスリーガで開幕ら6連敗を喫するなど不振を極め、先月12日に指揮官を解任された。
シャルケの新指揮官に就任したライス氏は、クラブの公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。
「シャルケの一員になることができてとても嬉しく思っている。クラブとの話し合いの最初の1分から良い話を聞くことができたよ。昨シーズンの2部優勝、そして昇格により、このクラブは信じられないようなサクセスストーリーをスタートさせた。1部に残留することでそれを継続させたいと思っている。この挑戦は間違いなく大きなものになる。その大きな目標を達成するために必要なクオリティがチームに備わっていると確信しているよ」
By サッカーキング編集部
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