堂安律は右サイドでフライブルク攻撃陣をけん引 [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第12節が30日に行われ、シャルケとフライブルクが対戦した。
ここまで苦しいシーズン序盤戦となっているシャルケは、前節のヘルタ・ベルリン戦も終盤に同点とした直後に勝ち越しを許し、1-2で敗れた。これでブンデスリーガ5連敗中となっている。27日にはトーマス・ライス新監督を迎え入れており、初陣を勝利で飾りたい。一方、フライブルクは対照的に序盤から好調を維持しており、第10節ではバイエルンに0-5で敗れたものの、前節はブレーメンを2-0で下し、大敗を引きずらなかった。ヨーロッパリーグ(EL)でも既にラウンド16入りを決めている。
シャルケは前節からスターティングメンバーを3名変更。攻撃陣の顔ぶれが変化し、セバスティアン・ポルターやフロラン・モレらが先発に名を連ねた。吉田麻也は12試合連続でスタメン入りを果たしている。一方、フライブルクは3名を変更。堂安律はブンデスリーガ2試合ぶり、ELも含めると2試合連続の先発出場となっている。
試合はアウェイチームの方がより多くのシュートチャンスを作り出す。開始2分で堂安が左足を振り抜くと、25分にも背後から浮き球パスに反応してフィニッシュまで持ち込む。すると前半アディショナルタイム、右サイドで時間を作ってから左へとボールが渡り、最後はペナルティエリア手前でパスを受けたヴィンチェンツォ・グリフォが右足で狙い澄ました一撃を沈めた。フライブルクが1点をリードし、ハーフタイムに突入している。
後半に入るとフライブルクが怒涛の攻撃を続けるも、シャルケ守備陣は集中を切らさず、2点目を与えない。それでも59分、チョン・ウヨンがボックス内で倒され、フライブルクにPKが与えられた。このPKをグリフォがゴール右に叩き込み、フライブルクが勝利を手繰り寄せる追加点を奪っている。
シャルケはホームで負けられないものの、なかなか決定的な場面を作り出すことができない。77分には左サイド高い位置でボールを奪ったトム・クラウスがシモン・テロッデとのワンツーでボックス内に侵入。右足で狙うが、シュートはGKに当たってしまいゴールとはならず。徐々に終盤はシュートチャンスを増やしたものの、それらをゴールに結びつけることができなかった。
試合はこのままタイムアップ。フライブルクがブンデスリーガ2連勝を飾り、順位も3位をキープした。一方、シャルケはライス新監督の初陣を勝利で飾れず。ブンデスリーガ6連敗、公式戦7連敗となっている。なお、吉田はフル出場、堂安は76分までのプレーとなった。
次節、シャルケは11月5日に敵地でブレーメンと対戦する。一方、フライブルクはミッドウィークのELを挟んで、同6日にケルンをホームに迎える予定だ。
【得点者】
0-1 45+1分 ヴィンチェンツォ・グリフォ(フライブルク)
0-2 61分 ヴィンチェンツォ・グリフォ(PK/フライブルク)
By サッカーキング編集部
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